山下智久が主演するドラマ『ブルーモーメント』(フジテレビ系)が6月26日の放送で最終回を迎える。
「山下さんが民放の連続ドラマで主演を務めるのは5年ぶり。第1話の見逃し配信は、放送後1週間で270万回再生を超え、いわゆる“水10”枠では、歴代1位を記録。以降も、TVerのお気に入り登録数が100万人にせまる数字をキープするなど、好調なまま最終回を迎えられそうです」(テレビ誌ライター、以下同)
久々の民放主演でもしっかりと結果を出した山下は最近、もう一つ“久しぶり”な出来事があって……。
「6月15日にTBS系で放送されたバラエティー番組『山下智久の超人限界』でMCを務めました。“記憶力”“桂むき”“タイピング”を得意とするそれぞれの超人が自己新記録に挑みながら、超人の記録を越えようと参戦した挑戦者たちともバトルする内容。山下さんがバラエティー番組でMCを務めるのは9年ぶりということもあって、スタッフ陣は“なぜ引き受けたんだ!?”と驚いていました」
というのも今回、MCを引き受けたのには“恩人”の存在があったからだそう。
「『超人限界』を制作しているのは民放キー局ではないですし、放送時間も昼の2時から。山下さんクラスのタレントが出演するのは異例だといっていいでしょう。ただ、彼が出演を決めたのは明確な理由があるんです。今回、山下さんにオファーを出したのは、2012年に日本テレビ系で放送されたドキュメンタリー番組『山下智久・ルート66~たった一人のアメリカ~』の撮影で現地にも同行したスタッフだったんです。今回は演出も担当しています。“あのときの仲間の頼みなら!”と、出演を快諾したそうですよ」(テレビ局関係者、以下同)
人生観を変えた“海外での経験”
山下にとって『ルート66』は、人生の転機となったドキュメンタリー番組。
「アメリカのシカゴからロサンゼルスまでを12日間かけて車で横断するという企画でした。食事の注文、モーテルでの交渉など全部ひとりでこなさなければならず、英語でのコミュニケーションにとても苦労したとか。その経験から、英語を猛勉強したそうです。一方で、アメリカの雄大な自然や現地の人々との交流を通して“狭い世界で生きていた”ことを実感し、グローバルな視点を持つきっかけとなったそう。それからはご存じのとおり、世界に目を向けた活動を積極的に進めるようになり、2022年に公開されたハリウッド映画『マン・フロム・トロント』や、2023年に世界配信されたドラマ『神の雫』で主演を務めるなど、海外でも活躍の場を広げることにつながったんです」
“世界の山P”の原点には、恩人の存在があった!