覚醒剤を使用した罪などに問われた元KAT-TUNメンバーの田中聖が、ソロ歌唱するミュージックビデオを公開。「依存症に苦しむ仲間を励ますようなメッセージソング」だというが、ネット上では物議を醸している。
2013年に「度重なるルール違反行為があった」として、当時所属していたジャニーズ事務所から専属契約解除となった田中。同時にグループも脱退することとなったがタレント活動は続けており、2014年には5人組バンド・INKTとして活動をスタートさせた。
レコーディング日は回復施設に入寮中だった
「しかし、田中さんは2017年に大麻取引法違反で現行犯逮捕され、INKTは解散することに。のちに不起訴となり、ソロで歌手活動を再開しますが、その後も度々覚醒剤取締法違反の容疑で逮捕され、2023年12月には二つの事件を合わせて2年8か月の実刑が確定しています。田中さんは薬物絡みだけでなく、2022年には知人女性に対する恐喝の疑いで逮捕されたことも。短期間で何度も逮捕されたため、世間でも大きな話題になりました」(芸能ライター)
そんな田中が収監前に収録したというミュージックビデオ(以下、MV)が、6月24日に公開。依存症問題の自助グループ「ギャンブル依存症問題を考える会」の依頼を受けて制作されたといい、依存症専門オンラインメディア「Addiction Report」のYouTubeチャンネルで公開されている。
「『Restart』というタイトルのバラード曲で、レコーディングスタジオで歌い上げる田中さんの姿がメインで使用されたMVでした。依存症から回復しようとする当事者だけでなく、その家族に向けたメッセージソングだといい、アイドルやバンドのメンバーとして活動していた時とはまた違う歌声を聞かせています。田中さんの両腕にはびっしりとタトゥーが施されており、それらをまったく隠さない姿もある意味、今回の曲のテーマに沿っていると言えるのかもしれません。
なお、『Addiction Report』で公開された制作秘話によると、レコーディングが行われたのは、田中さんが回復施設に入寮していた2023年5月だったとか。『回復施設の方を説得して頂き外出許可が出て、レコーディングにこぎつけた』と明かされています」(前出・芸能ライター)