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ー 赤裸々に裏金問題を語る丸川珠代氏
“裏金議員”の丸川珠代氏

 前参議院議員の丸川珠代氏が2月25日、自身のSNSを更新。YouTube番組「ReHacQ(リハック)」に出演したと投稿した。

赤裸々に裏金問題を語る丸川珠代氏

 丸川珠代氏は元テレビ朝日のアナウンサーで、元東京五輪担当大臣、元内閣府特命担当大臣、元女性活躍担当大臣といった肩書きを持つ元参議院議員。2024年10月の衆院選で東京7区から出馬して敗北。旧安倍派に所属していたいわゆる“裏金議員”のため比例重複はなく、落選した。

 現在は地元のイベントに参加したり、品川駅や高輪駅などにいわゆる“駅立ち”して、その様子をSNSに上げている。そんななか今回、YouTube番組に出たことを報告。「ReHacQに出演しました。政治と金について、ここまで徹底して赤裸々に話したのは初めてです」と投稿した。

「徹底して赤裸々に」というのは、いったいどんな内容だったのか。

「番組にはMCである元テレビ東京の高橋弘樹さん、都知事選に出馬した石丸伸二さん、ひろゆきさん、そしてゲストである丸川珠代さんが出演していました。丸川さんは去年話題になった裏金疑惑に関してこれまで説明はしておらず、この番組が初めてということもあり、基本的には裏金問題について丸川さんを問いただす内容です。

 2時間ほどの番組の中で特にびっくりしたのは、裏金問題をなぜきちんと説明しなかったのかと問われた丸川さんが、皆さんに説明する機会がなかなか持てずにそのまま選挙選に入ってしまった、だから説明できなかった、と言ったことです。ひろゆきさんもすぐさまツッコんでいましたね」(スポーツ紙記者、以下同)

 ひろゆき氏は「説明する機会を持てなかった」ではなく、「機会を持たなかった」ではないですか、と詰問。いまはSNSがあるのだから説明なんていくらでもできたはずだと言うと、丸川氏は「SNSのやり方がわからないんです」と主張したのだ。

ひろゆきさんもさすがに苦笑して、『丸川さんは東大を出てるんですよね? 調べればいいんじゃないんですか?』『それでもわからないなら、人に教えてもらえばいいのでは』とたたみかけて丸川さんはしどろもどろになっていました」

 SNS上でも、

《いつもインスタに投稿してるじゃん なにその言い訳》 《支部長なのにYouTubeやSNSで発信することもせず、よりにもよってわからないとは…》 《もっと積極的にこまめにSNSを活用されるとよろしいかと》

 といったツッコミが。たしかに日々、自分が駅前で有権者に挨拶している様子をあげているのだから「わからない」は通用しないはずだ。

 また、裏金問題に関しても、収支報告書を訂正したらからまるで問題ないかのような言い方をした丸川氏にひろゆき氏が「報告書に記載しなかったことに対するペナルティーは?」との質問に、「はい、ペナルティーを受けました、落選しました」と返答した。

ひろゆきさんとしては収支報告書をあとから訂正すればそれで済むわけではないのではないか、もともと記載しなかったことに対する罰則はなかったのかと聞いたのだと思いますが、“落選しました”というトンチンカンな答えが。落選したのはただの力不足であって、罰則とは違うと思うのですが(苦笑)」

 さらに、番組MCやひろゆき氏から鋭いツッコミを受けて自分の意見が通らないと、「だから説明しようとするとこうなっちゃうのよ」と言い、まるで、説明してもきちんと伝わらないから説明したくなかったのだと言いたげな様子も。

 思ったことを素直にしゃべっている印象の丸川氏、たしかに“赤裸々”ではあるが……。丸川氏が再び議員バッジを付ける日はくるのか、地元の有権者の判断やいかに。