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 '04年に大河内奈々子と小沢真珠が演じた『牡丹と薔薇』。“役立たずのブタ!”、牛革財布のグレイビーソースがけステーキなど、何もかもが強烈で社会現象を巻き起こした。

 あれから12年。新たなるドロドロ愛憎劇が……。『新・牡丹と薔薇』(月~金曜昼1:30~東海テレビ・フジテレビ系)は2週の放送を終え、18歳の妊娠、相手の死、里子、異母きょうだいなど、ジェットコースターすぎる展開&珠玉のセリフが話題。

黛「前作がやっぱりあれだけ話題になって、ブームになっているので。“『牡丹と薔薇』またやるの!?”“それに私が出るの!?”“ぼたん役で!?”と、パニックでした(笑い)。マネジャーや監督に“なんで私なんですか?”ってずっと聞いていましたね」

逢沢「前作のとき、私は小学生で。当時は大人の世界すぎて、見せてもらえない感じでした(笑い)。事務所の先輩である小沢真珠さんの後を引き継ぐ、すごく大きなお仕事なので“私にできるのかな?”と不安でした」

 ぼたん役を演じるのは、『秘密のケンミンSHOW』内ドラマ『辞令は突然に…』の東はるみ役でおなじみの黛英里佳、薔薇こと美輪子は『炎神戦隊ゴーオンジャー』でも活躍した逢沢りなが演じている。

黛「まさに愛憎劇。ドロドロ好きのみなさん、お待たせしました(笑い)。普通の姉妹とはちょっと違った感じで……なんか毎日抱き合っているよね?(笑い)」

逢沢「不思議なもので、それが普通になってきました(笑い)」

 やはり、古めかしくも1周まわって斬新なセリフのオンパレード?

黛「“盛りのついたメスネコ!”とか、激しいセリフがいっぱいで、すごい楽しいです(笑い)。実際やってみるとスカッとするんですよ」

逢沢「そうそう。毎日のように叫んだり、激しい言葉を発したり……私は、けっこうビンタされていますね(笑い)」 黛「ね(笑い)。本番では、本当に叩いているので。なので、なんとか一発で決めようと必死です。赤くなっちゃうし、痛いから」

 質問のつど顔を見合わせ、本当の姉妹のように仲よしな2人。しかし、劇中では壮絶ないがみ合いが展開される?

黛「いがみ合い……。前作の印象が強いので、みなさんそう思われると思うんですが、今回はベースがすべて愛。愛ゆえの憎しみや哀しみというか」

逢沢「今回はキャストもストーリーも一新した、新しい『牡丹と薔薇』。前作とは違った形の“役立たずのブタ!”が出てくるかもしれません(笑い)」

撮影/佐藤靖彦