3月5日の午後6時過ぎ、自宅マンション前で彼女が車に乗り込むところを直撃した。しかし、本誌の問いかけには答えず、逃げるように後部座席に収まってしまった。 翌日の朝、千葉県内の赤西の実家を訪ねた。彼の両親がおそろいのスエットパーカー姿でゴミ出しに出てきた。
――仁さんから何か報告は受けていますか?
「……、……」
両親ともに無言を貫いた。何も話さないようにと指示されているのだろうか。 その日の夜8時過ぎ、自宅からメイサがタクシーに乗って出かけていった。赤ちゃんは連れていない。インターホンを押してみると、「ハロー」と外国人女性の声で返事があった。日本語はわからないようで、英語で問いかけた。
――赤西仁さんはいますか?
「Jin,not here」(彼はいない)
――彼は昨日帰ってきましたか? 今日は帰りますか?
「I don't know, Sorry」
さらに尋ねても“ソーリー”と繰り返すばかりで、どういう関係なのかを聞いても答えてくれなかった。
「彼女はベビーシッターですよ。赤西クンは海外進出を見据えているので、子どもにも積極的に英語に触れさせようとしているんです。夫婦ともに家にいないことが多いので、かなり長い時間シッターさんが面倒を見ていますよ」(前出・赤西の知人)
メイサが出かけてから約1時間後、エントランスの前にタクシーが止まった。降りてきたのは赤西ではなく、弟の礼保だった。マンションに現れたのは礼保だけで、赤西本人はいくら待っても帰ってこず。さらに、姿を見せなかったのはこの日だけではなく、数日間彼は自宅マンション前に1度も姿を見せなかったのである。
「夜な夜な、今でもよくクラブに顔を出していますよ。彼がやりたい音楽のためにはそういう場所に出入りすることも必要なんだと本人は言ってますが、家では妻と幼い子が待っているんですけどね……」(前出・赤西の知人)