Jhonys entertainment B (2)
東京・赤坂にあるジャニーズ事務所

「まさに”歴史的転換点”になりました。メリーさん自身がジャニーズに派閥は存在せず、後継者は娘の藤島ジュリー景子さんだと明言したわけですから」(テレビ局関係者)

 1月22日に発売された『週刊文春』のメリー喜多川氏へのインタビュー記事が、芸能界に衝撃を与えた。

「敏腕マネジャーのI女史はデビュー当時、パッとしなかったSMAPを国民的スターに育て上げました。対してジュリーさんは、ジャニー社長の姉であるメリーさんの娘で、2人がそれぞれの派閥を作って争っていると言われていました」(テレビ誌ライター)

 ジュリー氏も国民的アイドルの嵐を育て上げ、実績では負けていない。ほかにTOKIO、V6、関ジャニ∞などがジュリー派で、Kis-My-Ft2、Sexy ZoneなどがI女史派とされている。

「SMAPと嵐が共演しないのは、業界では有名な話です。ほかのグループも、ジュリー派とI女史派が一緒の番組に出ることはほとんどないんです」(前出・テレビ誌ライター)

 対立が深まり、I女史がSMAPを引き連れて独立するのではないかという憶測もあった。しかし今回、メリー氏はそういった噂を完全否定。SMAPと嵐の共演がないことについては、《だってSMAPは踊れないじゃないですか》と話し、ダンスの能力が問題だという考え方を示した。

 そこで本誌は、事務所とI女史に問い合わせたが、どちらからも返答はなかった。しかし、元ジャニーズJr.でジャニーズ評論家として活動する石丸志門氏は、SMAPの独立はありえないと話す。

「Iさんにはジャニーさんのような演出力があるわけではありません。Iさんが辞めたらほかのマネジャーでも代わりがききます。SMAPは40代でもアイドルができることを証明した貴重な存在。SMAPもジャニーズを離れることは考えていないでしょう」

 メリー氏は対立があるのならI女史を辞めさせるとまで話した。時に涙を見せながら激情をほとばしらせたのは、本当の理由が別にあるという。

「実は、ジュリーさんが燃え尽き症候群の状態に陥っているようなんですよ。苦労して嵐を今の地位まで押し上げ、達成感があるかわりに目標を見失ってしまったのかもしれません。メリーさんが”後継者はジュリー”と明言してIさんを一喝したのは、娘にもう1度ヤル気を出させるための”愛のムチ”だったんでしょう」(前出・芸能プロ関係者)