「原作はダニエル・キイスというアメリカ人作家の小説で、発表から56年たっても世界中に感動を与え続けています。各国で映画や舞台にもなっていて、日本では’02 年に、ユースケ・サンタマリアさんの主演でドラマ化もされました」(テレビ局関係者)
知的障がい者だが、心優しい純粋な青年が科学の力で“天才”となり、そこから運命が激しく揺れ動いていくというストーリー。
「主人公は28歳なのに、知能は幼児並み。やがて天才的能力を手に入れると、その喜びと孤独を味わうという、振り幅の大きい難しい役です」(前出・テレビ局関係者)
脚本は野島伸司氏が手がけ、ダイナミックなストーリー展開になりそうだ。
ただ、山下といえば、最近はメディア露出が減少傾向。そのきっかけが、昨年6月の“スマホ強奪事件”だ。東京・六本木の路上で、一般人の男女と口論になり、その模様を撮影していた女性のスマホを持ち去り、器物損壊容疑で書類送検されてしまった。
また、事件の少し前にはジャニーズ事務所を退社した赤西仁とのコラボCDを出す計画が水面下で進んでいたことが発覚し、事務所から“契約違反”ということで大目玉を食らってしまう。もちろん、そのCDはお蔵入りに。
「年末の歌番組やジャニーズカウントダウンコンサートにも彼の姿はなく、事務所からのペナルティーだといわれています」(山下のファン)
そればかりか、今回の主演も危なかった、という声が。
「ジャニーズWESTのメンバーになるという話も出ていたんです。以前、赤西クンが『GTO』(フジテレビ系)の主役の内定を、黒木メイサとの“デキ婚”をジャニーズ事務所に事後報告したことで取り消されたことがありますが、その二の舞いになるところでした」(芸能プロ関係者)
今回のドラマは進行が早く、すでに年明けから撮影がスタート。今月末にはクランクアップする予定だ。
3月5日の午後、東京・中野で同ドラマのロケが行われていた。
山下は会社の同僚役の窪田正孝や大政絢、工藤阿須加、谷村美月とともに5人でランチを食べるシーンに臨んでいた。どことなく、粛々とした雰囲気だ。
「カメラが回っていないところでは、ベンチコートを着てひとりで佇む場面も。確認も兼ねてかセリフをつぶやいたり、目をつぶりながら物思いにふけったりしていました」(目撃したファン)
撮影は2時間ほどで終わり、窪田とともに現場をあとにした。