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 今年、2本の連続ドラマに出演した山下智久。春クールの『アルジャーノンに花束を』(TBS系)と、秋クールの『5→9~私に恋したお坊さん~』(フジテレビ系)は、どちらも好評だった。

「しかし、目立った音楽活動はほとんどしていません。CDはリリースしていないし、DVDは1枚出しましたがロサンゼルスで撮ったドキュメンタリーでしたからね」(レコード会社関係者)

 '14年6月に起きた“スマホ強奪事件”から、彼の音楽活動は滞ってしまっている。赤西仁、錦戸亮と一緒に深夜の六本木で一般人の男女と口論になり、その状況を撮影していた女性のスマホを持ち去った騒動だ。後に和解が成立したものの、山下は器物破損容疑で書類送検されている。

「あの事件もよくなかったんですが、もっとマズかったのは彼が赤西クンの自主レーベルからコラボシングルを出そうとしたことです。事務所とレコード会社に盾突いたことになりますから、大問題になりました」(音楽ライター)

 さすがに懲りたようで、最近は赤西や錦戸を筆頭とした“赤西軍団”とは距離を置いているそう。ただ、音楽への熱意が失われてしまったわけではない。

「むしろ本人はやる気で、月9の撮影中も休憩時間になると携帯電話を使って歌を吹き込んだりしていました。何か思いつくとメモ帳に歌詞らしきものを書いたりしていたので、彼としては早くシングルをリリースしたいんだと思いますよ」(芸能プロ関係者)

 ここまで意欲的なのに、まったく音楽活動ができない状態が続いている。

「事務所としては山下クンが音楽にまつわることで問題を起こしたことを重く見ているんです。来年のCDリリースやライブも白紙状態と聞きますし、このまま歌手活動からフェードアウトさせることも考えているといいます」(前出・芸能プロ関係者)

 山下は来年公開される三池崇史監督の映画『テラフォーマーズ』に出演している。これまでもドラマ『ブザー・ビート』『コード・ブルー』(ともにフジテレビ系)などで、演技に賛辞を送られてきた。しかし、歌手としての評価が高いとは言えないようだ。

「事務所は今後、山下クンを歌手というより役者として活動させていきたいんでしょう。最近はジャニーズでも役者専業のメンバーがいますし、最近の彼の仕事はドラマや映画がほとんどですから。でも、本人は役者よりも音楽活動がやりたいんですけどね」(前出・レコード会社関係者)