芸能界を揺るがした’09 年に起こった覚せい剤事件。その発端となった“自称プロサーファー”高相祐一が、事件から5年半たったいま、その本音を激白……! ドラッグ依存との闘い、その治療で出会ったASKAとの出会い、自身にまつわるさまざまな報道の真相、そして迷惑をかけた息子への思いを語ってくれた。
高相の報道で、よく目についたフレーズが“自称プロサーファー”という肩書き。日本プロサーフィン連盟も、公式に「高相はプロサーファーではない」というコメントを出している。
「僕は確実にプロサーファーですし、プロ登録の証状も持っています。スポンサー料も月50万円くらいもらっていました。なぜか“自称”とされたのは、サーフィン業界が嫌がったんじゃないですかね。事件後はイメージもよくないんで。でも、それまでは全然フレンドリーだったんですよ」
また、東京・青山の老舗スポーツ店の長男という高相を“ボンボン”として、高校時代はタクシーで自宅から千葉県の学校まで通っていたとも報道された。
「タクシーは学校の最寄り駅から5人で割って乗っていたんですよ。そうするとバスの料金と変わらない。しかもバス停から学校までは歩くと30分くらいかかるんです。みんなまねしてタクシーに乗りだしたから、僕だけじゃない」
そもそも、彼と覚せい剤の出会いはいつごろなのか。
「20歳のときに付き合っていた彼女が持っていて……。“やめろよ”って話をしていたんです。そしたら“やったことないのに何がわかるの?”って言われて、やってしまった。感想は、なんか別に……。目覚めのいい朝だなぁみたいな(笑い)。それ以降は、疲れたっていうことを理由にしてやっていました。覚せい剤をやると、めんどくさいことが、めんどくさくなくなるんです。掃除とか、すごく簡単になるんです」