まさに“ドロ沼化”の一途をたどっている、土屋アンナと舞台監督である甲斐智陽氏の“ドタキャン降板”についての裁判。ことのキッカケは'13年。7月に土屋が主演予定だった『誓い~奇跡のシンガー~』という舞台。
「アンナさんがこの舞台の稽古に参加しなかったことから、公演中止に追い込まれたとして、'13年の8月に監督を務めていた甲斐氏がアンナさんに対して約3000万円の損害賠償を求める裁判を起こしました」(ワイドショースタッフ)
稽古に参加しなかった理由として、舞台の原案となった『日本一ヘタな歌手』(光文社)の著者・濱田朝美さんが舞台化の許可をしていなかった、と主張した土屋。しかし、甲斐氏は『週刊女性』の取材でこう反論する。
「原案本を出版した版元を訪れた際に、濱田さんの代理人である弁護士さんも立ち会って許可も取りました。担当編集者にも“ぜひ、舞台化してもらえませんか”と打診された案件だったんです。登場人物やタイトル、内容を変えていいという話も。あくまで原案という形でいい、というのが版元の意向でした」
'13年7月に行われた舞台化を祝うための打ち入りパーティーには濱田さんも参加し、前向きな様子だったという。
「濱田さんもニコニコで参加していました。その夜にはご自身のフェイスブックにも“私の本が舞台になります”という旨の投稿もしているのに、承諾していないというのは、明らかにおかしいですよ」(甲斐氏)
出版社、担当編集者、原案本の著者の代理人と、3か所から了承を得ているという甲斐氏。しかしその後、舞台化にノリノリだったはずの濱田さんが突如、自身のブログで“舞台化の承諾はしていない”という土屋を擁護するコメントをしたことで状況は混沌化。
「パーティー後に土屋サイドが濱田さんに“本当にこの内容で満足しているの?”という連絡を入れたと聞いています。私は最初から、ただの再現ドラマにはしないと双方に伝えています。あくまで本は原案で“参考文献”程度の扱いにするという話です」(甲斐氏)
11月9日に行われた口頭弁論で、土屋が発言していた“甲斐氏から受けたという暴言”について聞いてみた。
「土屋さんがミーティングに遅刻してきて、いきなり“このウソつき!”と濱田さんからの承諾を取ってないことに対して怒鳴り始めました。役者陣の前で言われたので“ふざけんな、この野郎!”と言い返しただけです」(甲斐氏)
甲斐氏からの話を土屋の所属事務所に問い合わせてみた。
「事務所としては、そのご質問にお答えすることはございません」
甲斐氏は「どんな判決が出ても納得いかなければ控訴しますよ。最高裁まで戦います。負ける理由がないんだから」と鼻息は荒い。
双方の意見が真っ向から対立するこの裁判、来年1月25日の判決でははたして……。