'10年バンクーバー五輪代表、'11年世界選手権銀メダリストという輝かしい経歴を持つ、フィギュアスケートの小塚崇彦が現役引退を発表した。
本人のブログには、《今後につきましては、氷上を去ることになりますが、これまでの経験を活かし、トヨタ自動車の従業員として新たな人生を歩むことに致しました》と綴られている。競技から離れるだけでなく、完全引退してしまうというのだ。
「小塚選手ほどの実績があれば、普通はプロスケーターとしてアイスショーなどに出演するか、指導者の道を選びます。トヨタのいち社員として再出発するというのは驚きですね」(スポーツ紙記者)
プライベートでは2月20日にフジテレビアナウンサーの大島由香里と入籍したばかり。'14年7月に婚約した際には、大島がメーンキャスターを務める『あしたのニュース』内で生報告したが入籍の時期には何も触れていない。
「実は、大島アナの母親が結婚に反対していて、婚約発表から結婚まで時間がかかってしまいました。お父さんは神奈川県内で有力なグループ企業を経営していた方。彼女は“お嬢様”育ちですから、例の件が問題になったのでしょう」(フィギュア関係者)
婚約後の'15年10月、週刊女性では小塚の父・嗣彦氏が強制わいせつで訴えられていることをスクープ。指導者の彼が、教え子の女性を自宅に連れ込んで胸をもんだり、強引にキスをしたりしたとして訴訟になっている。
「入籍について報告しなかったのは、嗣彦氏のスキャンダルが蒸し返されることを恐れたからでしょう。彼女自身も、両親の離婚など複雑な事情を抱えていますしね」(前出・フィギュア関係者)
このスキャンダルがスケート界からも去ることを決断する理由となったのだろうか。元フィギュアスケート選手の渡部絵美氏に聞いてみた。
「お父さまの件の余韻がある中ですぐにスケート界に戻るのは、やりづらいのかもしれませんね。スケート界は狭いので、空気を変えたいという思いはあったのでしょう」
ただ、渡部氏は小塚選手の決断はよい選択だったと話す。
「スケートばかりやってきて、社会人としての勉強はあまりしてこなかったでしょう。外国人選手の中には、勉強をし直して医師や弁護士になる例もあるんですよ。家庭を持つわけですから、サラリーマンになって安定した地位を手に入れるのはいいことです。それに実績もあるから、いつでもスケートの先生になることもできると思いますよ」