不倫、毒殺計画、狂言誘拐、身代金2億円争奪戦……。陰謀に次ぐ陰謀で、全員悪人かと思うほど過激な展開が話題の『僕のヤバイ妻』(フジテレビ系 火曜夜10時)で、木村佳乃が専業主婦の望月真理亜役を熱演中。
「私に魔性の要素ですか? ここで“すごい魔性なんです”って言い始めたら寒いですよね(笑)。言われたことはないので、普通だと思います」
普段は貞淑な妻だが、夫・幸平(伊藤英明)の裏切りで一変。手段を問わず復讐を繰り広げる、恐ろしき魔性の女へと変貌を遂げる。
「こんなに怖いと言われると思っていなかったので、正直ビックリしました(笑)。私は真理亜と違って、パートナーをそんなに疑わないほうだと思います。言葉の裏も深追いしないですし、“そう言っているならそうなんだろう”って素直に信じてしまうタイプですね」
現場では、同年代のスタッフとママトークで盛り上がることも。
「美術チーフの方が美人でお子さんもいらっしゃるんです。ちょうど運動会シーズンで、どんな競技をしたとか子どもの話で盛り上がっています(笑)。すごく気遣ってくださるし、現場に同年代の女性スタッフがいるのはうれしいですね」
そんな木村は意外にも、これにテンションがMAXになるそう。
「もともとホラーが大好きで。監督いわく血が関係するシーンになると、目がらんらんと輝き始めるみたいです(笑)。1話で自分のツメをはがすシーンがあったんですが、効果音が入るかどうか確認して、入らないので自分で“うっ”とすぐ声を上げる演技にしたんです。でも、個人的には“べりっ!”っていう痛そうな音が欲しかったです(笑)」
多忙な日々を送る彼女の、癒しの時間はやはりこの瞬間。
「先日は、おにぎりを作って子どもたちと公園に行きました。最近、川に足をつけるのが好きで、キャッキャ言いながら遊んでいます。でも、着替えを持っていくのを忘れて大変な目にあいましたけど(笑)。深刻なシーンの撮影が続いているので、子どもたちとリラックスするのが、一番の癒しの時間です!」
撮影/佐藤靖彦