'06年3月のデビューから10年。赤西仁、田中聖、田口淳之介の脱退を経て、ついに亀梨和也、中丸雄一、上田竜也の3人になるKAT-TUN。5月1日の東京ドーム公演以降は“充電期間”入り。グループの活動予定はない。
「朝の挨拶は本当に無視していましたから。松潤は感情が顔に出やすいんですよね。当時は嵐もブレイク前で、デビューが決まったばかりのKAT-TUNのほうが勢いがあったんです。デビュー2週間前くらいでした」(元スタッフ)
相次ぐ離脱はメンバー同士の確執を想像させたが、メンバー本人たちには「俺たちはずっとKAT-TUNだから」という同じ思いがあったことは先週号の『週刊女性』で報じた。
6人の間の隠れた絆は、元側近スタッフ一同による『KAT-TUN 6粒の涙』に描かれている。同書には先輩・嵐とのエピソードも書かれている。元スタッフは語る。
嵐のコンサートでKAT-TUNが初お披露目したときのこと。 本番前に楽屋に挨拶に来たKAT-TUNに、ライブでMCを担当する櫻井翔から、いくつか質問をしたという。
「これは誰がリーダーなの?」と尋ねる櫻井に、「リーダーは特にいないっすね」とメンバー。
「じゃあ、誰を特に盛り上げてツッコめばいいの?」
普通は遠慮する場面だが、6人全員が手を挙げた。櫻井は苦笑しながら、
「よし、じゃあわかったから。本番ではいちばん面白そうなやつにツッコむから」
結局、本番では誰にもツッコまずにグループ名『KAT-TUN』にツッコんだという。
「翔くんも困ったでしょうね。特に誰かに思い入れはないし、仕事としてはやるけど、自分たちのコンサートに後輩が来るってけっこう嫌なんですよ。ジャニーズファンは新しいもの好きで、自分たちのファンを取られるかもしれない」(元スタッフ)