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 自治体からして自虐PRをする時代。今回は47都道府県のイタタタな県民性を調査した。

【茨城県】居住地を茨城ではなく、「千葉」風ににごす名人

 ブランド総合研究所の『都道府県魅力度ランキング』で2年連続最下位。ワースト争いでネタにされることが多い。実は北関東では「攻めの群馬、守りの栃木、どっちつかずの茨城」といわれるように、意外とマイぺース。

 千葉に近い地域では居住地の県名をいわず、ただ「取手市」という。千葉県民のふりをするのが得意。「あ、茨城県民なんだね」とズバッと指摘されると恥じらう。女性は愛想に欠け、気は強いが粘り強さもある。南部に行くほどおおらか。

【栃木県】北関東の中では、ほんのちょっと格上!?

 2015年の都道府県魅力度ランキングで35位と北関東の中では上位につき、「栃木は他県とちょっと違う」と思っている。タレントの「U字工事」や「つぶやきシロー」のイメージはシャットアウトしたい。

 さらに、イチゴの生産量がナンバーワンなのに、栃木といえば「宇都宮のギョーザ」の烙印を押されることに拒否感が。見た目は女性らしさに欠け、男っぽい女性が多い。行動力とバイタリティーがあり、たくましく男前。

【群馬県】「上州女に美人はいない」の真実はいかに?

 空っ風で肌が荒れる群馬県民。昔から「上州女に美人はいない」とされるが、ポーラの『ニッポン美肌県グランプリ2015』では44位と健闘!? 2014年の都道府県魅力度ランキングでは46位だったが、昨年は45位にランクアップ。

 目標は栃木県を超えること。「群馬と栃木の違いがよくわからない」と県外の人間に言われることが何よりの屈辱。女性ドライバー比率が日本一高いということで活発な女性が多い。情に厚く、気が強い分、ガッツがある。

◎お話を伺ったのは矢野新一先生

(株)ナンバーワン戦力研究所所長。県民性研究の第一人者で“県民性博士”。県民性に関する著書は20冊を数える。マーケティング販売戦略に関しても第一人者であり、地域戦略やランチェスター戦略に関しての著書も多い。