累計発行部数365万部を超える人気青春マンガ『青空エール』が実写映画化され、いよいよ8月20日に公開。大切な仲間とともに夢へ向かって一心不乱に進む高校生を演じた3人は、三者三様の高校生活を送っていた。
土屋「私は、女子校で3年間ダンス部に所属していました。伝統のある強豪校だったので挨拶や礼儀にすごく厳しく、でもそんな厳しい世界に惹かれて入部しました。そこで今でもお互いに頑張れってエールを送り合える、大切な友達もできました」
竹内「毎日のようにサッカーのクラブチームの練習場に電車で行く生活でした。でも自分のことはあまり好きじゃなかったです。苦手なことから逃げて、楽なほうを選んで過ごしていたから。
一生懸命強く見せようとするけど、中身は弱くて……いかにも高校生~って感じのやつでしたね(笑)。でも、そんな時代があったからこそ、今の自分は変われたと思います」
葉山「高校生のときは部活もやらず、映画を年間で250本くらい見て過ごしていました。自由でヤンチャで、周りの人たちにたくさん迷惑をかけてたと思います……あ、それは今も変わらないかも?(笑)。好き嫌いがハッキリしていて、当時は大人が嫌いでした。“当時は”ですよ!」
高校の文化祭の思い出は?
土屋「クラスでタピオカを売っていたんですけど、可愛くリボンをつけてオシャレをして“いかがですか~?”っていう売り方ではなく、“買わない? 買うよね!?”みたいな(笑)。売るなら売る! って感じの、とことん体育会系でした(笑)」
劇中では少し胸が痛くなるような恋愛模様も見どころのひとつ。うつむきがちでクラスでも目立たないが、何事にもひたむきに取り組む吹奏楽部員・小野つばさを演じた土屋は「恋愛しながらでも部活はできるんだと、この作品で教わった」と話すが、そんなつばさは男の子2人の目にどう映った?
竹内「たぶん、高校生のときだったらつばさの魅力には気づけなかった。いつも下を向いていて、暗い女の子に見えていたと思います。
でも、よく太鳳ちゃんが“つばさは自分のコンプレックスと向き合うことのできる強い子”って言っていて、コンプレックスを出せる女性は可愛いな、と思うようになりました。ダサい部分を見たくなるっていうか、ねぇ、わかる?」
葉山「えっ? ごめん、自分の答え考えてた! なんて言ってたの?(笑)」
竹内「好きな人のダサい部分って可愛いよねって話(笑)」
葉山「うん、つばさはすごくピュアでした。僕自身が出会っていたら、この子一体どんなことをするんだろう? って、ワクワクしてついていきたいし引っ張ってもらいたくなると思います」