[写真 2/7枚目] 女ものの着物を身につけるカール。彼の姿に込められた、“現代におけるアイデンティティー”とは……? (C)2019 OLGA FILM GMBH, ROLIZE GMBH & CO. KG
[写真 3/7枚目] かつて女優・杉村春子の付き人だった樹木さんは『秋刀魚の味』(’62年)の撮影時に茅ヶ崎館を訪れていた。撮影日は記録的な猛暑日で、室内はまるでサウナ状態。気を失う寸前のスタッフもいた中で、樹木さんは暑さをものともせず、その女優魂で周囲を驚かせた (C)2019 OLGA FILM GMBH, ROLIZE GMBH & CO. KG
[写真 4/7枚目] 日本文化をこよなく愛し、長年、樹木さんに憧れていたというドイツ人の女性監督ドーリス・デリエ。樹木さんが女優として映画での最後の出演シーンとなった、歌謡曲『ゴンドラの唄』の一部を口ずさむシーンについて、「あの歌は、彼女が私たちに遺してくれた最後のメッセージのようでした」 (C)2019 OLGA FILM GMBH, ROLIZE GMBH & CO. KG
[写真 5/7枚目] 昨年の9月15日に亡くなった樹木さんの言葉を綴った書籍がヒットするなど、今も多くの人に影響を与えている。樹木さん出演の“新作”が見られるのも、これが最後 (C)2019 OLGA FILM GMBH, ROLIZE GMBH & CO. KG
[写真 6/7枚目] ユウを演じたのは、ニューヨークのカーネギーホールでも踊った経験のある日本人ダンサーの入月絢。彼女がカールに告げる「あなたは今のままでいいの。愛してる」という言葉もまた、深い (C)2019 OLGA FILM GMBH, ROLIZE GMBH & CO. KG
[写真 7/7枚目] 母親にでき愛されて育ったカール。弟に嫉妬する姉と兄とは大人になってからも不仲で、疎遠となっていた。家族と縁を切っていたことなど、彼は次第に目を背けてきた自分の人生と向き合い始める (C)2019 OLGA FILM GMBH, ROLIZE GMBH & CO. KG