8月30日の午後4時半ごろ、10日間の那須ご静養を終えた皇太子ご一家は、那須塩原駅から新幹線に乗って帰京された。
「小雨がぱらついていたのにもかかわらず、ご一家は傘を差さずに、駅前のロータリーで待っていた約100人のためにゆっくりと歩かれてお手ふりしていました。
愛子さまは爽やかな淡いブルーのワンピースにベージュのアンクルストラップサンダルをはかれていましたよ」(居合わせた地元住民)
愛子さまも「夏休み」の終盤をエンジョイされたようで、少し日に焼けていた。
「昨秋に体調を崩してからおやせになっていた愛子さまは、今年4月以降も学校を休みがちでした。しかし現在は体調も回復されて体重も戻り、もう心配はないと聞いています」(宮内庁関係者)
その話を裏づけるかのように7月24日から3泊4日の日程で、長野県・白樺湖を拠点に行われた「林間学校」では、標高約2000メートルの「双子山」にも元気に登られたという。
一時期はその“激やせ”ぶりから「摂食障害」を疑われるほどだったが、もう心配はいらないようだ。
那須滞在中もお元気でーー
“快調”な愛子さまは那須に滞在中も積極的に活動されていた。8月24日の午後3時ごろには、影絵約140点が展示されている『藤城清治美術館』を訪れ、藤城氏本人に案内されながら見て回られた。
「7月末に静養していた両陛下もいらっしゃいました。
実は美智子さま(82)と藤城は以前からご交流があり、『つり橋はぼくのハープ』という作品の原画を皇太子妃時代の美智子さまにお贈りしたことがあります。
ほかにも、美智子さまが聖心女子学院時代に作詞された『ねむの木の子守歌』にちなんだ作品も展示しています」(美術館の従業員)
ひとつひとつの作品を熱心にご覧になっていた愛子さま。おばあさまに縁のある作品も楽しまれていたにちがいない。
美術館を出られたあとの午後4時半ごろには、『テディベア・ミュージアム』で世界の有名作家が手がけたテディベアを楽しまれ、帰り際に紙袋いっぱいのお土産を購入。
午後6時ごろ、この日最後に向かわれたのは『ステンドグラス美術館』。
「愛子さまはステンドグラスをあしらったストラップや装飾品を作る体験をされました。夕食は敷地内にあるレストランスペースで、ご一家のためにお出しした特別なフルコースと洋菓子のパンナコッタを召し上がっていましたよ」(従業員のひとり)
ここには約5時間も滞在して、御用邸に戻られたのは午後11時近く。例年より遅い時間まで楽しまれていた。
4日後の28日には、午前11時ごろからご両親や数組のお友達親子とともに『那須どうぶつ王国』へ。
「レッサーパンダやペンギンを興味深くご覧になったり、馬ににんじんをあげるなど園内の動物たちとくまなくふれあっておられました。
アシカショーでは、雅子さま(53)が小さな輪っかをお投げになってアシカがうまくキャッチするのを見てとても喜ばれていましたよ。ラクダの騎乗体験の際は、ラクダのこぶに触れて驚かれていましたね」(施設関係者)
皇太子さま(57)と雅子さまがラクダに騎乗されると、愛子さまは写真に収めようと必死にデジカメを構えるなど、家族との時間を楽しまれていたようだ。
翌日は『東急ハーヴェストクラブ』で昼食をとり、夕方ごろには遊覧船やアトラクションなどもある『りんどう湖レイクビュー』へ……。例年以上に夏休みをご両親と一緒に思いきり楽しまれていた愛子さまだった。