NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」の放送も残すところ、あと15回。8月20日に放送された『嫌われ政次の一生』で高橋一生演じる小野政次が壮絶な最期を遂げてから、“政次ロス”の悲鳴も聞こえてくるが、現場の撮影もまもなくクランクアップを迎える。

「主演の柴咲コウは1年間の撮影を終えたら、しばらく女優業は休んで別のプロジェクトに取り組む予定だそうです」

 そう話すのは芸能関係者。

 柴咲といえば女優業の他にも歌手としても幅広く活動している。ドラマ「世界の中心で愛を叫ぶ」の主題歌「かたちあるもの」をはじめ、福山雅治とのユニットKOH+として、福山と共演した『ガリレオ』の主題歌「KISSして」や「最愛」をリリース。

 2011年にはDECO*27とTeddyLoidと共に「galaxias!」を結成しミニアルバムを発売している。10月には歌手活動15周年して、東京・池上本門寺と京都・平安神宮で二夜限定のライブを行う予定だ。

「女優も歌手活動も彼女にとっては大事な仕事ですが、それよりも生涯を通して彼女が取り組んでいきたいと思っているのが、犬の殺処分ゼロを目指す活動です。

 好きの柴咲は、プライベートでも仲のいい犬好きの滝川クリステルと一緒に本格的な活動をしていきたいそうです」(芸能関係者)

 滝川は2014年に一般財団法人「クリステル・ヴィ・アンサンブル」を設立、20年までにアニマルウェルフェアに則った犬の殺処分ゼロを目指す「プロジェクトゼロ」と、生物多様性・野生動物の保全を行う「プロジェクトレッド」を軸に活動を行っている。そんな滝川の活動をサポートしているのが柴咲と鈴木京香だ。

もともと3人は行きつけのお店が同じで、そこで意気投合したそうです。

 鈴木は滝川が東日本大震災で被災し、シェルターで保護されていたアリス(ラブラドール・レトリバー)を引き取ろうか悩んでいたころから滝川を応援しています。

 柴咲は殺処分に関して、自分も何か活動したいが具体的にどうしていいか分からないと考えていたころに相談し、滝川の活動に賛同しました。大河ドラマも終わった来年からは、滝川と鈴木の3人で何かペットに関するイベントを開催したいと計画しているそうです」(前出・同関係者)

 もしかしたら、ペットと一緒に柴咲のライブを見られるなんてこともありそうだ。

<文/小窪誠子>