将棋界では、“ヒフミン”こと加藤一二三九段(77)が人気者になったが、柔道界でも“ヒフミン”が脚光を浴びている。
兵庫県出身の阿部一二三初段(20)で、“怪物”と呼ばれる168センチのハンサム・ガイだ。
8月下旬にハンガリーで開かれた世界選手権で初出場ながら、男子66キロ級で6試合中5度の一本勝ちで頂点に。
一躍、3年後の東京オリンピックのホープとなった。
大会前にすでに成人していたが、「世界柔道で優勝するまでは飲酒はしない」と断言。
優勝後の打ち上げでついに“解禁”したことを打ち明け、「優勝してコーチたちとビールを飲めてうれしかった」と笑顔で振り返った。