そんな上岡を慕っていた島田紳助は'11年8月をもって引退させられた。かねてよりウワサされていた暴力団関係者との交際を報じられたのが引き金となったのだ。
「自分の中ではセーフだと思っていましたが、一昨日アウトだと知り、引退することになりました」
引退会見では恨み節を交えながらも、最後の“司会”として場を仕切った紳助だった。
「彼ひとりで何億円も稼げるわけですから、根強く復帰待望論はありますね。ですが、今の時代では暴力団絡みはスポンサーが毛嫌いしますし、彼自身もテレビ出演が難しいことは承知しているでしょう。芸能界自体に未練はないと思いますが、関係者と連絡はとってはいるみたいなので、ど真ん中には戻らずとも何らかの形で関わる可能性はありますね」(佐々木氏)
こちらも“不祥事”だったのか、'16年12月に、
《これ以上自分のプライバシーが人の悪意により世間に暴露され続けると思うと自分にはもう耐えられそうにありません。今すぐ芸能界から消えてなくなりたい》
直筆のFAXで引退を伝えた成宮寛貴。発端は同月に『フライデー』で報じられた『コカイン吸引疑惑』だった。当初は本人、所属事務所も事実無根として「法的措置をとる」とするも、翌週に続報が載ると同時に姿を消した。
「現在は逃避行をしているわけですが、ほとぼりが冷めるのを待って芸能界に戻りたいんじゃないかな。事件になったわけではないけど、イメージ的に公共の電波は難しい。でも舞台などには出られますよ。酒井法子で商売をしようとした連中もいたでしょう。“成宮主演舞台”なんて文句を打てばいっぱい客は呼べますからね」(石川氏)
そして今年1月、今度は『女性自身』に実業家男性との不倫疑惑を報じられた江角マキコ。代理人弁護士を通じて《子供達のために、今私にしかできないことを選択し専念する時期》と成宮同様に会見を開くことなく引退した。
「彼女は('14年に発覚した)長嶋一茂邸への落書き騒動の時点で、芸能界には身を置きたくないという思いがどこかにあったのだろうね。それでもフジテレビに勤める旦那が一生懸命、彼女に仕事を入れようとしていたわけでしょう。彼女の中では本意ではなく、それが別居につながったんじゃないのかな。もう戻ってくる気はないでしょう。だから会見をする必要はなかった」(石川氏)
最後に'96年、メンバーと「お互いに日本一になって会おう」という約束をして、SMAPを脱退。オートレーサーに転身した森且行。昨年のSMAP解散で、その夢が叶うことはなくなった。
「当時、SMAPは人気が出だしたばかりで“給料が安いんですよ”と周囲にグチっていたと聞きます。そして引退の最たる理由とされていたのが付き合っていた彼女、後の奥さんですが、“結婚したい”と事務所に話していたそう。当然、許されるわけがなく、結婚するにはジャニーズを辞めるしかなかったのでしょう。後にオートレーサーの話が出てきたという流れでした」(佐々木氏)
夢より現実をとった!?
芸能人は引退してもなお、しぶとく強く─。