「中居さんはテレビのレギュラーやSP番組など、司会業がメインです。10月16日からは、新たに冠番組『なかい君の学スイッチ』(TBS系)がスタートしました。これまで同様にテレビ局が番組観覧希望者を募集すれば“こと”はすんでしまうのです。
ドラマや映画への出演話は今のところなく、ファンクラブを作る必要性が低いんです。元来ものぐさな性格の中居さんですから、ファンイベントをやりたがるとも思えません。
また、彼が一部報道でもあったように来年の9月に事務所を退社するとなれば、ファンクラブを作ってもすぐに解体することになって、目も当てられません。今すぐにファンクラブを作るのは、中居さんにとって得策ではないからでは、と勘ぐる向きもあります」(前出・スポーツ紙記者)
中居の事情は木村には関係のない話。だが、彼をさしおいてファンクラブを設立するわけにもいかないのだという。
「木村さんだけが単独でファンクラブを設立するのはまずいでしょう。解散騒動ですっかり“悪役”イメージがついてしまいましたから、何を言われるかわかりません。
設立するなら2人同時でなければならないでしょうね。中居さんの動向がはっきりしないままでは、ジャニーズ事務所もうかつには動けないでしょう」(前出・スポーツ紙記者)
誤算続きのキムタク
木村への逆風はなかなかやまない。主演した映画『無限の住人』は、ヒットしたとは言いがたく、ドラマ『A LIFE』(TBS系)も思ったほどの視聴率は得られなかった。4月にはトヨタ自動車のCM契約が終了し、現在は2社のみ。しかも1つは海外のみの契約だ。
「かつては出演ドラマをすべて25%以上の視聴率に導き、好感度ランキングでも上位の常連でした。でも、それはSMAPというアイドルグループの中にいたからです。役者としての評価は決して低くありませんが、この先、役者1本で戦うのは厳しいでしょう」(芸能プロ関係者)
木村にとっては誤算続きだ。最近は顔色も冴えず、憂い顔を浮かべているという。
「事務所を出た3人が生き生きと活動しているのを見て、実は気持ちが揺れ動いているようですね。周囲には“やっぱりオレ、あいつらともう1度SMAPをやりたい”と漏らしているそうです。突然の心変わりに、妻の工藤静香さんも困惑しているといいます」(前出・芸能プロ関係者)
自由な活動をしている3人が羨ましいのかもしれない。
「仕事が減ると思われていた『新しい地図』の3人のほうが話題になっているのは皮肉ですね。彼らが選んだ新たな道が支持を集めているのを見て、“やっぱりSMAPにいてこそ自分は輝くんだ”と再確認したんだと思いますよ」(前出・芸能プロ関係者)
再び思いがひとつになり、SMAP再結成という奇跡が起きる日は来るのだろうか。
「やはり“裏切り者”になってしまった木村さんを、香取さんをはじめとした3人がそう簡単に許すとは思えません。現状は難しいでしょうね」(前出・芸能プロ関係者)
溝が埋まる日が、いつか訪れることを願いたい─。