2024年末に発覚した元SMAP・中居正広の女性トラブルにおいて、フジテレビとフジ・メディア・ホールディングスが設置した第三者委員会が公表した調査報告書で、彼による《性暴力による重大な人権侵害》が認定された。
2023年6月に生じたトラブルで心身の不調を訴えて入院、その後に精神科に転院してPTSD(心的外傷後ストレス障害)と診断された元フジテレビアナウンサーのAさん。
その彼女と中居の“接点”となり、2024年8月に退職するまで間に入って動いていた当時の編成部長・B氏。この3者間で1年半にわたって繰り広げられた、第三者委員会も認めた【「業務の延長線上」における性暴力】は防ぐことができなかったのか。
ネットでは主に「なぜ断らなかったのか」と、中居の誘いを断らなかったAさんの行動に疑問が持たれ、中居の手駒のように動いていたB氏にも同様の声。
しかし調査報告書を読み解いていくと、Aさん、そしてB氏にも中居からの“圧力”が働いていたことが伺える。
2021年12月、中居と“タレントU氏”が顔を揃えた、外資系ホテルのスイートルームで開かれた会合。ここに女性アナ3名らと共に参加したAさんだが、なぜか途中でB氏に先に帰るよう促されている。
2022年1月、番組終了後に中居を含む出演者が集まった焼肉店での会食に誘われるも、この時は【「明日の朝早い時間から予定がある」】としてAさんは参加せず。
「女性陣呼べば」Aさんを指名した中居
2022年8月にも、同様に中居とU氏、スタッフとの会合に誘われたAさんだが、やはり【「のどの調子が悪い」】と断りを入れている。この時、【「女性陣呼べば」】とのショートメールをB氏に送った中居が“指名”したのがAさんだった。
この時点で、中居に“目をつけられていた”とも言えるが、Aさんは「業務上の会合」を自分の意思で断ることができている。
そして仕事で顔を合わせ続けて約1年後、2023年5月に笑福亭鶴瓶やヒロミも参加した中居宅でのBBQが開かれる。中居はまたもB氏にショートメールを送る。