「どうぞ、ウェルカムの拍手でお迎えください」

 新メンバーへの気遣いと同時に、荒れた場を仕切るのにこれ以上にハマるセリフはない。収録現場で思わずうなってしまった。

 さらに勝ち残った暫定メンバーへのこんな声がけ。

「あなたは最初、挑戦者が出てきたときに挑戦者の目を見ることができず、いつも目を伏せていましたね。でも今はちゃんと挑戦者の目を見て、受けて立つことができるようになりました」

 なんだよ、この優しい眼差し。金八先生か!

 毎週毎週の試練に立ち向かう彼女たちにとって、自分たちの成長をMC席でキチンと見守って評価してくれる伊集院さんの存在は、大変心強いことだろう。

『ラストアイドル』という番組を支えてくれる、これぞマスター・オブ・セレモニー! 伊集院光さんを「これからもラストアイドルのヘヴィなスタジオをレスキューしていってほしいで賞」で勝手に表彰したい。

 12月のデビューまで、まだまだ山あり谷あり。伊集院さん、スタッフ一同、ご信頼申し上げているのでよろしくお願いいたします!

<プロフィール>
鮫肌文殊(さめはだ・もんぢゅ)
放送作家。’65年神戸生まれ。古舘プロジェクト所属。『世界の果てまでイッテQ!』など担当。渋谷オルガンバー「輝け!日本のレコード大将」(毎月第2金曜日)、恵比寿頭バー「歌謡曲主義」(毎月第3火曜日)などでの和モノDJ、関西伝説のカルトパンクバンド・捕虜収容所のボーカリストなど音楽活動も数多い。

<鮫肌文殊からお知らせ>
 鮫肌文殊率いる伝説のカルトパンクバンド捕虜収容所が、ついに日本のロックの聖地・新宿ロフトデビューが大決定! 2018年1月7日(日)「Oi! FESTIVAL 2018」に参戦。英国からのパンクレジェンド、コックニー・リジェクツと日本のスキンヘッドバンドの皆さんの胸を借ります。前売りチケット絶賛発売中。今から予定空けといてね!