小泉今日子と豊原功輔のデート風景が『女性セブン』に撮られた。

 都内の喫茶店でお茶を飲んだ後、外に出て歩くふたりの姿だった。小泉と交際相手とのツーショットが撮られることは非常に珍しく、しかも場所は街中だ。

 '82年にデビューした女性アイドル歌手はまとめて『花の82年組』と呼ばれている。主なメンバーは松本伊代を始め、北原佐和子、堀ちえみ、三田寛子、石川秀美、早見優、中森明菜、つちやかおりなど。  

 その中でもダントツ人気の小泉は、常に写真誌のターゲットとなっていた。

 それはまた、彼女の周辺には常に熱愛のウワサが渦巻いていたからでもある。アイドルの恋愛がご法度の時代にあって、恋多きアイドルだったのだ。

 彼女の熱愛が最初に報じられたのは'87年のこと。お相手は当時人気絶頂だった『チェッカーズ』のボーカル・藤井郁弥(現フミヤ)。

 仲良く手をつないでフミヤのマンションに帰ってきたのだが、写真誌が張り込んでいることに気づき、それでも記者の目をかいくぐってなんと部屋にたどり着くことができた。

 しかし、翌日、仕事があった彼女はどうしても外出する必要があり、マネージャーに来てもらって車で脱出。上手く記者の目をごまかしたつもりだったが、後部座席で身を隠している彼女がバッチリと写真に収まっていたのだ。

 その後、彼女はフミヤの弟・尚之との交際が発覚したが、'95年に永瀬正敏と結婚。

 しかし'04年にふたりは離婚。

 それから2年後、彼女が40歳のときである。デビューして1年の『KAT‐TUN』の亀梨和也との交際報道があった。人気女優に成長した元スーパーアイドルと人気アイドルグループのメンバーという組み合わせということもあったが年の差20歳、しかも女性が年上ということで、世間が大騒ぎしたものだ。

 しかし、しかしだ。

 今まで発覚した熱愛は写真誌に撮られてはいるものの、どれもツーショットの写真はない。

彼女は、昔からとても警戒心が強く、週刊誌が執拗に張り込んでも、なかなか写真に収めることができませんでした。ウワサになった人とふたりきりで外出したり、食事したりすることもほぼなかったと思います。撮れても別々でしたね」(写真誌カメラマン)

 それが、今回はふたり並んで歩く姿がバッチリと撮られている。ふたりは周りの目を気にすることもなく、警戒している様子は微塵も感じられない。前回、彼と撮られたときもそうだった。どうぞ、好きに撮って、“見逃してくれよ!”なんて言わないから。そんな感じに見える。

 “なんてったってアイドル”も51歳、ベテランの域に入る年齢だ。何事にも動じないのは大物の証でもある。

<芸能ジャーナリスト・佐々木博之>