食事の約束をするなど、仲の良さが伺える
食事の約束をするなど、仲の良さが伺える
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「最後にタカちゃんに“バイバイ”って電話したら、つなげっぱなしで家まで来てくれた。私を見て“生きててよかった”って紐をほどいて、ずっとそばにいてくれました。“俺も死にたいこととかたくさんあるけど、頑張って生きていこうよ”って言ってくれて。

 1度だけ“付き合おう”って言われたことがあった。私はホストに夢中だったこともあって、断ったんですよ。恋愛感情はなかったけど、人としてはすごい好きでした」

 白石容疑者とお互いの家族の話をすることもあった。

「私が“姉とずっと会っていない”と話したら、“オレにも妹がいるけどずっと会ってないから、会えるなら会ったほうがいいよ”って言っていました。妹さんに会いたかったんじゃないかな。

 お父さんのことが好きで“お金はあるから親父を旅行にでも連れて行くか。親孝行しないと”とも言っていました。スカウトみたいな裏の仕事をしていても受け入れてくれたそうです。ただ、お母さんについての話は一切なかったですね

最後に会ったのは今年5月

 川崎さんは、白石容疑者が犯行動機を「金銭目的」「性的暴行目的」などと供述しているのが信じられないという。

「スカウト時代は月200万~300万円ぐらい収入があったはず。マメだし、女の子に困っていたとも思えない」

 最後に会ったのは今年5月初め。東京・西麻布で一緒に肉寿司を食べたという。

頬がこけてゲッソリやせていました。“疲れた”“やることがない”って話して。許されない犯行だけれども、なんで気づいてあげられなかったんだろう。

 もしかしたら私も被害者になっていたかもしれないけど、それでも話してほしかった。少しでも被害を食い止められたかもしれない。そんな後悔ばかりです」