〈第二声〉
Jr.にとってデビューとは何か
~ファンが望む世界はどこにある~
今、ジャニーズJr.の勢いがすごいことをご存じでしょうか。違った個性を持つユニットが複数存在し、さらに、どのユニットも人気があり、本来バックダンサーであるはずのJr.でありながら数々の雑誌で表紙を飾ったり、特集を組まれたりすることが増えています。『ジャニーズJr.祭り』と題し、Jr.だけで開催されたコンサートでは、
・横浜アリーナ3日間、6公演
・大阪城ホールで1日、3公演
・さいたまスーパーアリーナ2日間、4公演
合計で約30万人近くのファンを動員しています。
前述のように、Jr.内には複数のユニットが存在しているため、どのユニットがデビューするのかという話題がしばしば出ます。先日、週刊女性PRIMEで発表された『1万人が答えた<デビューしてほしいジャニーズJr.ランキング>』を参考に、Jr.とデビューについて考えていきましょう。
ジャニーズ流デビューのきっかけ
そもそも何をきっかけにデビューが決まるかですが、今まで多くのきっかけとなってきたのが4年に1度開催される『ワールドカップバレーボール』です。
1995年の『V6』に始まり、『嵐』、『NEWS』、『Hey! Say! JUMP』、『Sexy Zone』が4年おきにデビューしています。前回の2015年度大会は、2011年に続き、『Sexy Zone』が担当したためデビューはありませんでしたが、時期的にいくと、2019年度の大会ではいずれかのユニットがデビューするか、1年待って2020年のオリンピックに合わせてデビューすると予想します。
2019年までには、あまりにも時間があるため、私個人としてはユニット再編成もあるのではないかと考えています。
デビュー適齢期はいつか
初代『ジャニーズ』や『フォーリーブス』から、最後にデビューした『ジャニーズWEST』までの歴代デビュー年齢を見てみると、多くのJr.が16〜18歳でデビューしていました。過去を振り返ると、現在ユニット内平均年齢が15.6歳の『HiHi B少年』が、最もデビューに近いということが言えます。
しかし、16〜18歳というのはあくまでも平均値であり、『Sexy Zone』のマリウス葉氏が、11歳という若さで、史上最年少デビューをしている一方で『A.B.C-Z』の五関晃一氏が、26歳6か月で史上最年長デビューをしているというケースもあります。
『Kis-My-Ft2』、『A.B.C-Z』には、10年以上Jr.として活躍した10年選手が数名おり、“若くなければ、デビューができない”と思っていた当時のファンたちにとって彼らのデビューは、かなり衝撃的でした。
そしてこの2組によって、年齢や所属歴が長いJr.でも、もしかしたらデビューがあるのか、という期待をもてるようになり、どのユニットにもチャンスがあるというのが現状です。