「警察の捜査が終わった時点で協力する」

 11月30日に行われた相撲協会の理事会。日馬富士の暴行問題に関して、被害者である弟子の貴ノ岩の協会による聴取をいっさい拒んでいた貴乃花親方が、条件をつけながらも“折れた”という。

孤高だけど意外な一面も

「普段の理事会は業務報告程度なので30分ほどで終わるのですが、この日は3時間半近くもかかりました。マスコミが入れたのは、冒頭の写真撮影だけ。どの理事も険しい表情でしたが、八角親方の真向かいに座った貴乃花親方は目を合わせないものの、土俵の上のような一触即発のオーラが漂っていましたよ」(スポーツ紙相撲担当記者) 

 すでに引退した日馬富士による暴行問題が、いつの間にか“貴乃花vs相撲協会”のバトルに。しかも、聴取に貴ノ岩を応じさせない彼に対する批判の声は、相撲界の中で日に日に高まっている。

「理事会だけでなく、白鵬からも“貴乃花巡業部長の下での冬巡業は参加できない”と名指しされていました。彼は現役時代から“一匹オオカミ”的存在で、協会内で味方は少ないのではないでしょうか」(同・スポーツ紙担当記者)

 平成の大横綱といわれた現役時代だけでなく、親方としてもまさに“孤高”という言葉がぴったりの貴乃花。だが、彼は昨年末に意外な一面を披露していたのだ─。

「まさか、あんなことを嬉々として話す親方だとは思いませんでした」

 そう話すのは、昨年12月26日、東京・渋谷にあるセルリアンタワー東急ホテルで行われた『第1回 貴乃花ファミリー忘年会』の出席者のひとり。ボールルームに約400人を集め、盛大に行われるはずだったのだが……。