「みごと勝ち取りました! 本当にですね、本当に私の新しい未来の扉がグワーっと開きました。とっても嬉しいです」
と満面の笑顔で声を張り上げ、勝利宣言をした松居一代。
12月15日、一風変わった離婚会見が都内で行われていた。
会場は都心部にある高級ホテルだが、なぜか開始時刻は朝の8時半。100人を超す記者、カメラマンが8時前から続々と集合した。
このホテルは、松居が「東京で一番大好きなホテル」だそうで、ホテル側に無理を言って会見場を取ったというが、
「この時間帯しか空いてなかったみたいです」(スポーツ紙記者)
勝利会見であるから、彼女のテンションが高くなるのも分からないでもないが、女性司会もテンションが高かった。
「これから松居一代が大変喜ばしいご報告をさせていただきます」
に続き、
「それでは、松居さーん! お願いしまーす」
これからステージで1曲披露するかのような呼び出しに会場から苦笑が漏れる。
「松居さんが船越さんの所属事務所であるホリプロに怒っていて、急きょ記者会見を開くということでしたから、これは怒りの会見になるだろうと思っていたんです」(前出・スポーツ紙記者)
会見の冒頭、12月16日に離婚成立を公表するという約束をホリプロが破ったことに対して、
「腰が抜けるほどビックリいたしました。かなりの熱が出ました」
と、ご立腹の様子。しかし、なぜかその後は終始笑顔になった。
そして記者たちを驚かせたのは、松居が、
「たいへん嬉しく、そして喜ばしいことなんですけれども、離婚が成立しました! やりました! 本当にやりました!」
と、離婚成立を報告したときだった。会場から、
「オメデトウ!」
と大きな声でエールが送られ、これに松居が、
「アリガトウ!」
と応えたのだった。
「今のはいったい何?」
記者がそんなエールを送るわけもなく、調べてみたら、
「松居さんがYouTubeに動画を投稿した際に、バックで流れていたホラーチックなメロディの作曲家と、SNSを通して仲良くなったオネエのレポーターだと聞きました。現在の“チーム松居”でしょうね」(前出・スポーツ紙記者)
会見終盤、またまたビックリすることが。松居が実母に生電話で離婚成立を報告したのだった。これには、記者たちも、
「テレフォンショッキングじゃないんだから(笑)」
と、あきれ顔。“松居一代劇場”はこれで幕が下りたわけではなく、
「ホリプロが起こした名誉棄損訴訟のほうはまだ決着がついていません」
近々第二幕が上がることになるのか。
<芸能ジャーナリスト・佐々木博之>
◎元フライデー記者。現在も週刊誌等で取材活動を続けており、テレビ・ラジオ番組などでコメンテーターとしても活躍中。