さて、車の自動運転技術(レベル0~最高5まで)はどこまで実用化が進むか。

『月刊自家用車』の田中哲也編集長によると、

「外国産車ではアウディの『A8』などハンドル・アクセル・ブレーキをすべて車がコントロールしてくれるレベル3の車種が登場しています。右左折のない高速道路での運転が主体ですが、事実上、手放し運転できるような技術といえますね。国内デビューは国交省の認可待ちになるので、時間はかかると思います

 国産車では、前方を走る車との距離を計測して速度調整するレベル1と、車線を読み取ってはみ出さないようにするレベル2までの開発にとどまっているという。

「レベル2はスバルの『アイサイト』などで導入されています。レベル5の完全運転はまだ先の話。また、グーグルやアップルがソフトウェアで自動運転する研究をしています」(田中編集長)

 国内では、遠隔自動運転の実験も行われているが、手塚治虫の世界はまだ遠いかも。

5年ぶりの昼のパレード

 その点、間違いなく夢を見せてくれそうなのが今年35周年を迎える東京ディズニーランド(TDL)。運営する『オリエンタルランド』は、

『美女と野獣』をテーマにした大型アトラクションの体験イメージイラスト。TDLの新エリアは2020年オープン予定(c)Disney
『美女と野獣』をテーマにした大型アトラクションの体験イメージイラスト。TDLの新エリアは2020年オープン予定(c)Disney
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「特別イベントを4月15日から開催し、限定グッズや特別メニューを販売します。5年ぶりとなる昼のパレード『ドリーミング・アップ!』ではベイマックスが初登場。リニューアルオープンする『イッツ・ア・スモールワールド』と併せてイベントの大きな目玉です」(広報担当者)

 20年開業を目指し、約750億円かけて『美女と野獣エリア(仮称)』の工事も進む。

 レジャー関連では今年3月29日に複合商業施設『東京ミッドタウン日比谷』(地上35階地下4階)がオープンする。京都の老舗料亭『南禅寺瓢亭』の新店舗が入るなど話題を集めており、昨年4月に開業した『ギンザシックス』に続くエリアの起爆剤になりそう。

 IT分野では楽天が携帯キャリアへの参入を発表したが、どう変わるか。ITジャーナリストの三上洋氏は、

「大手3社は、楽天よりも格安スマホのシェア拡大を意識していると思います。現状9・4%といわれる格安スマホのシェアが10%を超えると、雪崩のように移行していく可能性がある」と話す。

 そうなると、iPhone離れも加速するという。

「iPhoneXが昨年末に発売されましたが、最高機種に保証をつけると16万円を超えます。格安スマホに移行した人には高すぎる」と三上氏。