自分に合った寝具を選べていますか?
寝具は安眠をサポートしてくれるもの。疲れたから少し横になろうと思って床に寝て、気付いたら朝…なんてことはもってのほか。
ですが、いざ寝具を選ぼうとすると何を選べばいいのか迷ってしまいますよね。
今回は、寝具選びの基準をご紹介します。
着目すべきは「寝返り」と「温度・湿度」
寝具選びで重要なポイントは、
(1)スムーズな寝返りが打てる適度な支えがあるか
(2)掛け寝具を含めたいわゆる布団の中の温度・湿度の状態が適切か
という2点。これらが満たされていないと、睡眠の質を下げる要因になりかねません。(1)のポイントは、体の動きを制限しないこと。
私たちの体は就寝中に約20~30回の寝返りを打っています。その動きが妨げられ長時間同じ姿勢でいると、血流が滞る、体温調節がうまくいかなくなるなどの弊害が起きてしまいます。
(2)は睡眠中の「深部体温」(脳や内臓など体の中心部の温度)を適切に保つことを意味します。
私たちの体は、眠っている間、代謝を下げて脳や体を休めようと、身体の表面から放熱し、汗をかきます。放湿性の低い敷き寝具を使うと、汗が吸収されず、体温調節がうまくできなくなる可能性があります。
吸湿性が高く、肌触りのいいパジャマを着た上で、ちょうどいい温度と湿度を保てる寝具を選ぶことが大切です。