ソーダとサイダー
「サイダー(CIDER)はシードルとも言われ、もともとはりんごのお酒で、甘い味つけがされたもの。ソーダは味のない炭酸水を指します。三ツ矢サイダーのような透明な炭酸飲料はアメリカなどではソーダと呼ばれ、サイダーと呼ぶのは日本だけなんです」
そう教えてくれたのは、アサヒグループホールディングスの広報。
サイダーはそのまま飲むけれど、ソーダはカクテルなど、ほかのものと割って飲むのが特徴。
同じく甘い炭酸飲料のラムネは、英語のレモネードが語源。それがなまってラムネの呼び名が定着した。サイダーとの違いは、ビー玉が入った特徴的なガラス瓶にある。
ちなみに、初めて炭酸飲料を飲んだのは、紀元前のエジプトを支配したクレオパトラ。ワインに真珠を入れて炭酸ガスを発生させたセレブ仕様だったそう。
キュウリとズッキーニ
よく似た見た目だけど、値段は倍以上も違うことが……。ほかにどんな違いがあるの?
「シャキシャキ感と青い香りが特徴のキュウリと、ほんのり弾力のある食感のズッキーニ。確かに見た目は似ていますが、キュウリはキュウリ属、ズッキーニはペポカボチャの一種でカボチャの仲間なんです」
そう指摘するのは、野菜ソムリエプロの資格を有する、日本初の野菜ジャーナリスト・篠原久仁子さん。
100グラムあたりのカリウム含有量は、キュウリには200ミリグラム、ズッキーニには320ミリグラムと栄養価はさほど変わらない。いずれも水分補給やカリウムの利尿作用が期待できる。また、どちらも生食ができるなど共通点も多い。
年じゅう出回っているように見えるけれど、どちらも旬は夏。栄養満点の実をつける季節が待ち遠しい!
パフェとサンデー
「パフェはフランス発祥。比較的背の高いグラスを使い、フルーツを主としてソースやリキュール、アイスクリームを積み重ねて作るのが特徴です。
一方、サンデーはアメリカ発祥で、アイスクリームサンデーの略。アイスクリームの上に、アーモンドやチェリーなどをのせたものと私どもでは考えております」
そう話すのは、外食チェーン店を展開するロイヤルホスト株式会社ブランドコミュニケーショングループの大神田さん。
ロイヤルホストでは、比較的カジュアルなデザートをサンデー、上品なイメージのデザートをパフェと定義しているそう。
ほかにも「パフェは昼に食べる、サンデーは夕方以降に食べる」「パフェはトッピングがコーンフレークで、サンデーはアイスクリーム」など、その違いには諸説ある。