韓国・平昌五輪が開幕した。皇室の方々はこれまで、国を代表するアスリートたちをねぎらい、お励ましになってきた。
とりわけ、皇后美智子さまは天皇陛下とともに、はやくからパラリンピックに注目されるなど、心を寄せられてきた。半世紀以上前の東京五輪から始まっていた、そんな両陛下をはじめ皇族方のオリンピックへの強い「思い」とはーー。
1964年 東京 幼い「ナルちゃん」も感動した日本初!
アジアでも初めての開催となった東京大会に、当時4歳だった浩宮時代の皇太子さまも大ハシャギ! 美智子さまも30歳になったばかりで若々しく、ゴージャスな毛皮のマフラーを巻きながら、マラソンを観戦された。このときから56年後の2020年、皇太子さまが天皇として開会宣言をされる。
1964年 東京 草創期だった“スポーツ”に「光」を
陛下と美智子さまは50年以上前から障害者スポーツに関心を寄せ、陛下はパラリンピック東京大会の名誉総裁に。「このような大会を国内でも毎年行ってもらいたい」との声がきっかけで現在の「全国障害者スポーツ大会」が開かれることに。