「オファーをいただいたのは4か月前の10月の頭でした。そのときには私は子どもを産んで、この先の仕事を休むのかとか先のことはあまり考えずに、とにかく子どものために時間を過ごしていこうと思っていました」
'18年後期の朝ドラ『まんぷく』のヒロイン会見が1月31日に行われ、壇上でこう語ったのは、昨年6月に第1子となる長女を出産したばかりの安藤サクラ。ママとなった女優がヒロインに抜擢されたケースは、朝ドラ史上初のこと。
歴史的快挙にさぞ大喜びかと思いきや、オファーを受けた当初は“子どもを育てるのが一番”という理由で出演を断念しようとしていたという。その背中を押したのは、'12年に結婚した夫の柄本佑だった。
「夫には伝えてみようと、きっと面白がってくれるなという気持ちで伝えて。そしたら“できるかもしれないよ、考えてごらん”と言ってくれたんです」
意外な答えが返ってきたことも会見で明かした。
安藤は、出産してからは半年ほど仕事をセーブしていたようで、
「佑さんが行きつけだという下北沢のカレー店でお見かけしました。ほかにも駅前の薬局で日用品を買って、チェーン店のカフェでお茶しているのをよく見ます。普通に主婦業をされているんだな、と思っていました」(近所の住民)
そんな安藤だったが、12月中旬から1月末にかけて、映画の撮影で仕事復帰を果たしていた。
「日本を代表する映画監督、是枝裕和さんの最新作に息子を持つ母親役で出演します。現場では、“子どもが生まれたタイミングで母親役ができるってうれしい。まぁ、うちは娘なんだけどね(笑)”と言っていましたね。出演者の全員が売れっ子役者のなか、ハイペースで撮影は進んでいきました」(映画配給会社関係者)
ママが女優に変身している間、誰が愛娘の面倒を見ていたのかというと、
「撮影のたびに、柄本さんの実家に預けてから撮影現場に向かっていたそうです。安藤さんは結婚してからもしばらくの間、柄本家に住んでいたほどなので家族とも大の仲よし。なんでもお父さんの明さんは孫にメロメロなんだとか」(同・映画配給会社関係者)
家族の支えもあり映画の撮影は乗り切ることができたわけだが、“朝ドラ”となると話は異なる。東京を離れて長期間、大阪で撮影を行うことになるからだ。
「安藤さんはお子さんも連れて大阪に行くそうです。家族に相談したところ、さすが俳優一家、“行ってきな”とゴーサインを出してくれたとか。多忙をきわめるであろう彼女のために、交代で大阪まで行って、お子さんのケアをする計画も立てているそうですよ」(安藤の知人)
両親の奥田瑛二や安藤和津も含めた、家族全員の“神サポート”があれば大丈夫!!