「たけしさんの給料は、オフィス北野から彼にではなく、1度奥さまに振り込まれる形になっていました。
そのお金の大部分に加えて、これまで稼いだお金や、都内一等地にある豪邸まで奥さまに渡す準備をしているとか。これからは、すでに同棲中と報道されているAさんとともに生活していくつもりなのでは……」(同・芸能プロ関係者)
たけしはテレビ番組以外にも、“映画監督・北野武”として数多くの大ヒット作を世に出してきた。その映画の製作にも暗雲が立ち込めている。
「たけしさんの映画は、初期を除き多くがオフィス北野による製作、配給です。森社長がプロデューサーとして製作費の捻出など大変な尽力を重ねたからこそ、多くの作品を作ることができた。
しかし、独立により、今後は同じ製作スタッフやキャストで作っていくことが難しくなってしまうでしょう。これまでの北野映画はもう見ることができないということです」(同・芸能プロ関係者)
映画制作も、五輪演出も……
テレビでは辛口の意見をズバズバ言うことでおなじみのたけしも、もう71歳。“大きなもの”を背負うことに疲れてしまったのかもしれない。
「昨年末に開催された『報知映画賞』で、たけしさんは坂本龍一さんと18年ぶりに対面しました。
坂本さんがたけしさんにニューアルバムを渡したことなどが報じられましたが、その裏で'20年に開催される東京五輪の演出オファーに関して、ふたりで“俺も断った”と盛り上がっていたんです」(広告代理店社員)
あれだけやりたいと言っていたのに、どうしちゃったの? やはり“映画も五輪もやらない”と老い支度を始めたということなのか……。
北野映画の今後と五輪演出の件について、オフィス北野に話を聞くと、
「映画に関しましては白紙の状態です。引き継ぎなども多く手が回っていません。
五輪については、坂本さんがそのような話をされていたことは事実ですが、北野に対し事務所にそういった正式なオファーが来ていませんので……」
このまま愛人とともに第一線を退いてしまうのは、あまりにも寂しい。“たけし”を、“武”を、そして“TAKESHI”を求めるファンはまだまだ世界中に多くいるはずだからーー。