人生で唯一、悔いが残っていること
女性特有の悩みもあったようだ。
「女優は男優に比べて年齢を重ねると、若さや美しさがなくなったと評価が下がることが多く、私もその壁にぶつかり苦しんできました。
仕事や育児でもそういう悩みにぶつかる女性は多いと思いますが、未来は必ず開けるという気持ちがあれば何とかなると思います」
そんな梶のモットーは、「後悔を引きずるのは嫌い」「気持ちが落ち込むことはあっても、ひと晩で忘れるようにする」だが、ひとつだけ心残りが……。
「結婚して子どもを産むことができなかったのが私の人生で唯一、悔いが残りますね」
40年前の週刊女性では、26歳ごろに結婚寸前だった男性との別れについて、
「あんなに疲れる恋はもうこりごりよ」
と告白。
現在まで独身を貫いているが、その傷はまだ癒えていないのだろうか。
「これからも恋はしていきますよ。恋をしないと人生やっていけませんから。でも今、ステキだなと思える男性はいませんね!」
ちゃめっ気たっぷりに語るが、かつては「結婚は80歳で」という理想があったという梶。70代の10年間は、その実現に向けてさらに活躍することになりそう。
11種類を使い分ける! 歯磨きマニアの一面も
上の奥歯を磨く子ども用のアンパンマン歯ブラシから、日本では購入できない強力な洗口液。歯間ごとに異なるデンタルフロスまで、たくさんの歯磨きグッズを常用している梶。健康と美の秘訣だとか。