スペシャルQ&A【平田裕一郎編】

――牧田さんには言ってないけど、感謝していることは?

平田 やっぱり、どんなときでも一緒にいてくれることです。マッキーがいなかったら、今どうなっていたか、ちょっとわからないですね。

 僕は上京して1年間、板前をやっていて、初めて受けたのが『テニミュ』のオーディションだったんですけど。周りの子たちは、戦隊のオーディションとかでみんな顔見知りだから、事務所にも入っていない自分だけが、ひとりでポツンってなっていて。そんな状況の中、最終で同じ桃城武役で僕とマッキーの2人が残ったんです。そこで、いきなり読んだこともない台本を渡されて、違う役をやってみてと言われて。“え?? わー、どうしよう”ってなってるときに、ライバルなのに「落ち着いてやればいいから」って話しかけてくれたことは感謝してますね。

 そこから、もうずーっと一緒にいるから、11年くらいの付き合いです。ホントに兄弟というか、地元の友達って感じですね。しかも、同じ仕事をして苦楽を共にしてる人っていうのは、なかなかいないので。僕が芝居で追い込まれているときも、そばにいて話を聞いてくれたし、本当に大切な人です。

平田裕一郎 撮影/伊藤和幸
平田裕一郎 撮影/伊藤和幸
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――牧田さんに直してほしいところは?

平田 頑固っすね。そこぐらいかな(笑)。でもそこが好きなんですけど、固い。もっと人生楽に生きればいいのにって、思ったりします。芝居とかでも、“ここ、そんなに考えなくてもいいのに”ってくらい考えていたりするから。逆に、「お前、もっとしっかりしろよ」って怒られることもあるんですけど。実のお兄ちゃんみたいに、僕がすごく甘え切ってるから。

――牧田さんのトリセツを教えてください!

平田 悪気はないけど、けっこうズバッと言ったりするところがあるんですよ。それは、別に嫌いだから言ってるわけじゃなくて、悪気なく言っちゃう感じで。例えば、待ち合わせしてて、いきなり「その服、違くない?」とか(笑)。無意識でそっけない感じのときもあるし。だからそう感じることがあっても、そんなに気にしなくていいと思います。あと、朝はちょっと弱いかもしれないですね。目覚まし1回じゃ起きない。5分刻みに鳴らしても、何回も止めて寝ちゃうので、朝早い時間に約束するときは、要注意です。