なかでも関ジャニ∞は、仲のよさとノリのよさ、愛嬌や低姿勢で知られ、「ジャニーズ事務所の中でも従順そうなグループ」という印象が多数派。それだけに、「会見のような毅然とした振る舞いは意外だった」という人が多いようです。
村上信五さんは、「メンバーとしては嫌や。でも幼なじみとしては『頑張ってこい』と言うしかない」「つき合いが長い僕らにしてみると、尊重する以外の何物でもない」「一度も揉めることがなければ、『何やねん』と憤ることも何一つなかった」と、男らしく言い切りました。
横山裕さんは、「『今日という日が本当に来ないでほしい』という思いでいっぱいでした」と涙ぐみながらも、「すばるには厳しい道が待っている。僕たちもすばるに負けないよう全力で突っ走っていくので、これからもよろしくお願いします」と、今後の決意をきっぱり。
丸山隆平さんも「みんなで向き合って出た結果だから前向きに考えて進みたい」と語ったように、それぞれのメンバーが、関ジャニ∞らしい仲のよさを漂わせつつも、信念の強さを感じさせる言葉を放ったのです。
これまでジャニーズ事務所のタレントたちは、「騒動があっても口をつぐみ、ひたすらアイドルとしての立場を全うする」というスタンスを求められてきました。しかし、渋谷さんが「36歳という年齢を迎え、人生残り半分と考えた」と話していたように、それを聞いた他のメンバーたちも、自分の人生とあらためて向き合い、自立心が芽生えていたのではないでしょうか。それが会見中の振る舞いに表れていたのです。
先輩の多様な生き方を目の当たりに
ジャニーズ事務所のタレントたちは、近年先輩たちのさまざまな人生と、その選択を目の当たりにしてきました。
一昨年末にSMAPが解散し、昨秋に稲垣吾郎さん、草なぎ剛さん、香取慎吾さんが退社。V6の長野博さんが一昨年秋に、岡田准一さんが昨年末に、森田剛さんが今年春に結婚。一昨年秋にTOKIOの国分太一さんに第一子誕生。
その一方で、40代になっても独身を貫き、アイドル活動している先輩もいます。30代半ばから40代に向かう関ジャニ∞のメンバーは、どんな心境でこれらを見てきたのでしょうか。