「私だってイラッとすることはあります。電車に乗ろうと並んでいたとき、あとからきたおばちゃんに横入りされたときとか（笑）。
でも、こういうことをしたら周囲の人をこんなイヤな気持ちにさせるんだ、と学べたと思って。自分は絶対に気をつけようと。逆に感謝ですよね、学ばせてくれてありがとう、って」
すべてをポジティブに考えることが“鈴木奈々流”の生き方、と笑う彼女。
「イライラをため込まないことですね。私、そういったストレスがたまる前に、家族や友達に話して発散してしまうんです。そうするとスッとして、イヤなことも忘れられるから。だから、友達からの話もたくさん聞きますよ。
１～２時間、電話で話したりすると、女の子の電話、長っ！ って思ったりもするけど（笑）。聞いてあげることで、その子のためになるなら聞いてあげたいし。それで“ありがとう”って言葉をもらえれば私もうれしいから」
自分が変われば相手も変わる
毎日、できるだけたくさんの“ありがとう”を言えるようにするのが目標という鈴木。
「ありがとう、って人に伝えられれば、自分も気持ちがいいし、相手だってイヤな思いはしないじゃないですか。イラッとした人の悪口や愚痴を言ってると、あとですごく後悔するから……。
その人のせいにしないで、相手にそうさせてしまう自分のどこが悪いんだろう、って思うようにしています。自分が変われば、相手も変わってくれるかなって」
ただ、どうしようもないくらいにイライラしたときは─。
「親とかダンナさんに当たってしまいます。本当にゴメンなさいという感じです（笑）。やっぱり身内には甘えるというか……。当たられたほうもわかってくれているとは思うんですけど、本当に反省しています」
最近、不機嫌になったときのデメリットを新たに見つけたという。
「イライラしていると、顔に出てくるんです。もう、本当にブスになる（笑）。この間、テレビを見た人に言われたんです。“あのときすごく不機嫌だったでしょ？”って。人って、気持ちが顔に出るんです。
笑顔でハッピーな気持ちでいたほうが、絶対に可愛くなれます。だから、みなさんも、イライラしてブスにならないように気をつけましょう！ 心のもち方ひとつで、人は変われると思います」
すずき・なな
’88年７月９日生まれ。茨城県出身。『Popteen』のモデルとしてデビュー。バラエティー番組を中心に活動。
