三宅健の存在感
今回のCDデビューに関して、あるテレビ関係者は、タッキー&翼の活動休止も影響しているのではないかとみる。
「それぞれの個人活動の充実を目指すと発表していましたが、舞台は充実しているものの、ソロ歌手としてタッキーをいきなり第一線に出すのはさすがに難しい。でも、タッキーはジャニーズの顔の一人ですから、あまり地味な歌手活動をさせるわけにもいかない。
そこで、すでにCMなどの実績もあり、先輩でもある三宅健とのコンビ結成は、限定的とはいえ、滝翼に代わる新ユニットという話題性を狙ったのではないでしょうか。
三宅も、結婚で話題の森田や岡田、『あさイチ』終了後のドラマが好調なイノッチに比べるとV6の中ではやや存在感が薄くなっていたので、お互いのメリットもあると言えます」
すでに一部で披露されているデビュー曲の「逆転ラバーズ」は、サビで「ケンタッキー、ケンタッキー」とユニット名が連呼される、ノリのいいダンス曲。前出の芸能記者は言う。
「これまでの『滝沢歌舞伎』でも、2人で歌う曲は披露されてきていますが、『逆転ラバーズ』は、V6とも滝翼ともまたイメージの違う明るい曲。サビのケンタッキー連呼は、一発で覚えられるキャッチーさもあります。昨年の『亀と山P』もそうでしたが、ザ・ジャニーズといった空気をあえて演じているような雰囲気ですね」
冒頭に挙げたスペシャルコラボユニットには、ヒット曲も多い。『KEN☆Tacky』にも、その仲間入りが期待されるところだ。
<取材・文/渋谷恭太郎>