《この25年間は、短かったようでもあり、長かったようでもあり、沢山の喜びも悲しもありました……》
6月9日、皇太子さまと結婚してから25年がたったことについて、そう文書で振り返られた雅子さま。
《平成13年末に愛子が生まれましたことは、私たちにとりまして、大きな喜びでございました》
と、この夏に英国に短期留学するまでに成長された高校2年生の愛子さま(16)のご誕生を、印象深い出来事として振り返られた。
さらに、
《皇太子殿下には、愛子が生まれました時から、子育てを快く助けて下さるとともに、様々な相談にも乗って下さり……》
と公私にわたり雅子さまを支えた皇太子さまへの感謝の気持ちも綴られた。
天皇・皇后両陛下が銀婚式をお迎えになった'84(昭和59)年の記者会見では、陛下が美智子さまに「努力賞」を、美智子さまが陛下に「感謝状」を贈りたいとおっしゃたことは有名。今回、雅子さまは何を“プレゼント”されたのか気になるところ。
ご結婚10周年のときには皇太子さまは両陛下にならい「努力賞」と「感謝状」を雅子さまに贈られている。
《その寛大なお気持ちを大変ありがたく思いますとともに、金婚式に「金メダル」をいただけますかどうかは心許なくく感じますが……》
と雅子さまが今回、お受け取りになったのは、いぶし銀の「銀メダル」!
《大変な時にも「笑い」を生活の中で忘れないように》と皇太子さまが言うように、《「努力賞」と「感謝賞」のダブル受賞に加えて、銀婚式に因んで銀メダルを贈りたいと思います》とユーモアたっぷりに述べられた。
皇太子さまからの思わぬ贈り物に雅子さまは25年後の“金”を目指して、来年5月1日から「皇后」として始まる新しい御代を見据えられたに違いない。