ぶっちゃけ、影響はない
仮に岡本圭人のグループ脱退が真実だとした場合、Hey! Say! JUMPの人気や活動に及ぼす影響はどうなのだろうか。前出の編集者は言う。
「そこが正直悩ましいところですよね(笑)。岡本くんは父親の岡本健一さんと同じくギターが得意で、JUMPのコンサートでもバンドコーナーの要として活躍しています。
とはいえ、歌やダンスのパフォーマンスでは、核となることはほとんどないので、ぶっちゃけ、JUMP本来のパフォーマンスに彼が抜けても、そこまで影響はないと思います」
ジャニーズタレントの中では、Hey! Say! JUMPは、関ジャニ∞やKis-My-Ft2と並んで、嵐に続く「2番手争い」をするグループでもある。次世代を担うグループとしてさらなるブレイクが期待されるが、
「なぜか、行けそうだなというタイミングでブレーキがかかるような印象がありますね(笑)」
と、ある芸能ジャーナリストは言う。
「2011年に森本龍太郎が、未成年喫煙で脱退することになり、現在の9人組になりました。これが現時点では最大のスキャンダルといえます。
その後、ジャニー社長が大のお気に入りとして猛プッシュしていた、中山優馬とのユニット『NYC』のメンバーとして山田涼介と知念侑李がJUMPと兼任活動することになりました。
これによって、JUMPの活動に影響が出て、NYCがCDを出したり紅白に出場する一方で、JUMPのCDは1年以上リリースされなかったという時期がありました」
その後、人気もじわじわと上昇してきたが、
「ドラマ『金田一少年』や映画『暗殺教室』などがヒットして山田が注目されても、グループ人気にはつながらなかった。カレーのCM曲に起用され、一般層にも認知されたタイミングでは事務所内で、ジャニーさん・I女史(元SMAPのマネージャー)の管轄から、いわゆるジュリー班に移籍し、ここもまた、混乱の中グダグダになってしまった印象があります。
さらに、ドームコンサートが成功した直後には、薮宏太の半同棲がスクープされるなど、うまくいきそうになるとブレーキがかかる。これは大人数グループならではの難しさかもしれませんね」
そのほかにも、2016年には中島裕翔と吉田羊の連日お泊まり愛報道、そして伊野尾慧がセクシー女優とのシンガポール密会デートを『週刊女性』が報じた。さらに翌年、またも伊野尾の女子アナ二股疑惑まで報じられている。
「平成」時代も残すところ後わずか。グループはその名の通り、次の世代への華麗なジャンプ、見せてくれるだろうか。
<取材・文/渋谷恭太郎>