質の高いオリジナルソング

 客席側のライトが消され、トップバッターとして登場したアクターズスタジオ北海道本部校(AAAの西島隆弘やw-inds.の千葉涼平、緒方龍一らを発掘したことで有名)の生徒たちがステージを披露したあと、いよいよライブは本編へ。

 まず登場したのは7人組ボーイズユニット『NORD』。すでにメンバーカラーの決まっている彼らにあわせて、客席では思い思いの“推し色”に点灯されたキンブレが振られます。

『NORD』公式ホームページより
『NORD』公式ホームページより
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『NORD』だけじゃなく、後の『G.E.E.K』『White Explosion』にも言えることなのですが、衝撃だったのは地方の男性アイドルグループが歌うオリジナルソングが、どれもめちゃくちゃクオリティが高い!

 例えばこの日『NORD』が歌っていた中に『僕=君・ハート・キャッチ』(※編集部注 ハートとキャッチの間はハートマーク)というオリジナル楽曲があるのですが、それがまたビックリするくらいにキャッチーで、質の高いアイドルソング。

 振り付けもアイドルファンのツボを見事に抑えていて、案の定、ライブでもファンがものすごい盛り上がりを見せています。

 さらに彼らは10月に予定されている札幌でのワンマンライブに向け、かなり気合が入っていたのか、この日は歌にダンスにコール&レスポンスにとノッケから大奮闘。

 MCでも「すごく考えてきました」と言っていた通り、メンバーの熱意とともに緩急つけたステージは見事なまでにハマっていて、終了後もしばらく会場のざわめきが収まっていなかったのが印象的でした。