「タイトルを『さのさん』にしたのは、正直、すぐにいいものが思いつかなかったから(笑)。カッコいいタイトルも提案してくださったんですが、なんか恥ずかしくて。写真集の作業をしているときに、よく“さのさん”と呼ばれていたので、それでいいかなって」
今年、41万5000人を動員し、初の全国ドームツアーを成功させたGENERATIONSのパフォーマー・佐野玲於(22)が、ファースト写真集『さのさん』を11月15日に発売する。“カルチャー”をテーマに、地元の東京・中野や秋葉原などで行った撮影。
本人が自己プロデュースする姿や、「こういう機会がないと話さなかった」というインタビューとともに、GENERATIONSのメンバーや、親交のある先輩たちも参加していることで、あらゆる方向から佐野玲於を感じることができる1冊になっている。
特に印象に残っていると話すのが、同じ事務所の先輩、Dream Ayaに撮ってもらった秋葉原での出来事。
「フォトグラファーとしても活動しているAyaさんにお願いすることは自分で決めました。面白いところを引き出してくれるかなと思って。パッと思いついて行った秋葉原という街に溶け込もうと、自分の私服で“ザ・オタク”な格好をしていったんです。
そうしたら、頭に赤いバンダナ巻いている、ど真ん中のオタクの服装の人って、今いないんですよ。観光で来ていた海外の人から“this is OTAKU!!”みたいな感じで写真を撮られちゃって(笑)」
偶然、同じように赤いバンダナを巻いた人を見かけたときは「いた!」とうれしくなり、仲間意識が芽生えたそう。
自身を「ダンスと音楽、ファッションのオタク」と語る。
「ただただ練習したら、いいダンスができるということでもない。自分が見るもの、聴く音、着るものは全部つながっていて、それらが自分の中でいい形になったときに、いいパフォーマンスができる。
今回、好きで突き詰めているカルチャーをテーマに、いろいろなことが実現できたので、ほかの写真集にはない面白さが詰まっていると思います」
パフォーマーであり、俳優としても活躍。次は、歌?
「今からか……。まだ間に合うようで、もう遅い気もする。どうしても、という機会があればやりますけど、得意ではないです。カラオケはあまり行かないですが、歌うならトータス松本さんの『涙をとどけて』。昔、よく聴いていました。
GENERATIONSの曲を歌うといっても……。『Love You More』とか、カッコつけて歌っても、歌うまくないし、自分たちのプロモーションビデオが流れるしで、恥ずかしいことしかないですよ(笑)」
<写真集情報>
1st写真集『さのさん』(主婦と生活社編)
11月15日発売、2000円+税。撮影:大つる 円。
◆期間限定SNSをスタート!
Instagram、Twitterともに@sanosan_book
◆発売記念イベント開催! 11月17日東京、18日大阪にて。