平昌パラリンピックのクロスカントリースプリント立位で銀メダルなどを獲得した新田佳浩選手(38)の妻・知紗子さん(41)は、雅子さまとの会話で感じたことを笑顔で話してくれた。
「“ご家族のサポート、大変でしたね”と、お声がけをいただきました。“主人にとりまして、家は帰りたい場所であること、それをただ務めさせていただきました”とお答えすると、“そうですよね、それがいちばんですよね”とおっしゃってくださいました。
雅子さまも、私と同じ気持ちを体験されていたのだと思いました。すごく柔和で、温かい印象を受け、その優しく受け入れてくださる感じは、美智子さまと同じ印象を受けましたね」
お代替わりが近づくにつれ、好調ぶりを見せている雅子さま。
“15年の壁”を超えた理由を、皇室を長年取材するジャーナリストで文化学園大学客員教授の渡邉みどりさんは、こう説明する。
「雅子さまが、15年ぶりに園遊会で最後まで歩かれたのは、ご自分の意志が強かったのではないでしょうか。
皇后におなりになる前の最後の園遊会ですし、美智子さまの前で、きちんと最後まで歩きたいお気持ちがおありだったのだと思います。
お代替わりの後は、以前のように途中で退席するわけにはいきませんし、ご自身の“覚悟”が感じられました」