こと美さんがいずれ結婚して家を出ることを想定しているのか、裕太さんに自分が所有している不動産のいくつかを相続させようと考えているそうです。その中には、以前家族で暮らしていた家も入っているみたいですよ」(前出・高畑の知人)

 この家は5年前に建てられた一戸建てで、事件の際には連日マスコミが押しかけた。

「駅から徒歩10分圏内の閑静な住宅街にある3階建ての家です。高畑さんの自宅兼劇団の稽古場として使われていましたが、昨年2月に引っ越しました。現在は別の人が住んでいます。ただ、売却したのではなく、貸している状態です」(地元の不動産関係者)

母が心配する息子の「性格」

6月初旬の夜、スーパーに買い出しへ
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【写真】かつて記者の質問に真摯に受け答えした高畑裕太

 裕太が相続することになれば、安定した収入源になるはずだが、高畑には恐れていることがあった。

「裕太さんがだまされることを心配しているんですよ。お金目当てに近寄ってきて、せっかく彼のために遺した土地を乗っ取られるんじゃないかと。宅建を受験させたのは、だまされないために必要な知識を身につけさせるためなんですよ」(前出・高畑の知人)

 彼女が危惧しているのは、すぐに人を信用してしまう裕太の性格だ。

事件の後に彼がインドに留学した際も、現地でぼったくりにあったそうです。彼はもともと優しい性格で、人に頼まれると断りきれない一面もあるので、そういうところが心配の種なのでしょうね」(芸能プロ関係者)

 不動産取引についての専門的知識を持っていれば、簡単にだまされることはない。宅建の資格を取れば、“完全なる遺産相続”が実現する。

「裕太さんが不動産をしっかり運用できるようになれば、毎月彼のもとに20万円ほどのお金が入ってきます。生活が安定することで、俳優としてカムバックする道が開けるとも考えているのではないでしょうか」(前出・高畑の知人)

 裕太は遺品整理のアルバイトをしながらバーの仕事を手伝っていたが、バーは8月末に辞めた。

ここ最近は一日中、家にこもって一心不乱に勉強していたみたいですよ」(同・高畑の知人)

 そうして勉強を重ねて、10月中旬には、受験をしている。会場となった東京郊外の大学では、その姿が目撃されていた。