十和子の極端な美容法はアウト?
――なるほど。「寝化粧」なんてものもありますが、それはやめて、メイクオフとその後のケアが大事なんですね。ところで君島さんが『アウトデラックス』(フジテレビ系)に出演したときには、50度の熱湯風呂に40分漬かる、毎食後にバルサミコ酢を原液で飲む、寿司屋でわさびを過剰摂取するなど、独特な美容法を告白していました。さすがにこれはアウトな美容法でしょうか?
高須「そんな熱いお風呂に50代が入ったら、熱中症になって身体の中からカラカラになっちゃうよ! 発汗過多でしなびるからね。そもそも人間には“適温”というものがあって、血圧にも良くない! 熱いお風呂で老廃物が排出されるなんてウソですよ。水風呂との交互の入浴法も意味ありません」
――お風呂でデトックス、信じてました! 適温のお湯にゆったり漬かればいいんですね。
高須「そうです。お風呂はリラクゼーション程度に考えないと。それと酢を飲むとかいうメソッドもおまじないや気休め程度。バランスの取れた食事をし、きちんと寝るほうがいいでしょう。わさびも同じだけど、もはや『鰯の頭も信心から』の境地だね。本人の気が済むならどうぞって感じ」
――では最後に、院長から4人に60代に向けてのアンチエイジングのアドバイスをお願いします!
高須「石田さんは日焼け対策を引き続きしっかりと、体形はこのままキープしたいね。黒木さんと松田さんは変わらず早めのメンテナンスを! でも黒木さんは最近、目尻のシワが目立つので、ボトックスを打つといいかも。君島さんはもう少し太って! あと熱湯風呂もやめる! それと酢を丸飲みするくらいなら、目立ってきたほうれい線にヒアルロン酸を注入することをお勧めします!」
<プロフィール>
高須克弥(たかすかつや):
1945年愛知県生まれ。高須クリニック院長。医学博士。昭和大学医学部卒業、同大学院医学研究科博士課程修了。脂肪吸引手術など世界の最新美容外科技術を日本に数多く紹介。金色有功章、紺綬褒章を受章。『その健康法では「早死に」する!』(扶桑社)、『ダーリンは70歳/高須帝国の逆襲』(Kindle版)、『行ったり来たり僕の札束』(小学館)、『ダーリンは71歳・高須帝国より愛をこめて』(小学館)、『炎上上等』(扶桑社新書)、最新刊は『大炎上』(扶桑社新書)。