2018年の10月に個人事務所を設立したことで話題になった女優で歌手の大原櫻子だが、実は二世タレントだということはご存知だろうか?
他にもいる二世タレント
父親はバラエティ番組『ぐるぐるナインティナイン』(日本テレビ系)の人気コーナー「ゴチになります!」でナレーターを務めている、「だ〜いごさ〜ん(大誤算)」のフレーズでおなじみ、声優の林田尚親。
『ぐるナイ』以外にも、『報道ステーション』(テレビ朝日系)などのナレーションも担当しているので、声を聞けば「あの声か!」と分かる人も多いだろう。
父親と違う道を歩んでいたこともあってか、大原櫻子が二世タレントであることを公言したのは、2013年のデビューからしばらくたった、16年11月放送の『おしゃれイズム』(日本テレビ系)でのこと。
実は『ぐるナイ』で共演している、ナインティナインの岡村隆史も二世であることを知らなかったようで、後日、自身がパーソナリティを務める『ナインティナイン岡村隆史のオールナイトニッポン』(ニッポン放送)で、ぜんぜん知らなかったと驚いていた。
スポットライトを浴びる親の姿に憧れを抱いて、芸能人やスポーツ選手の子どもたちが芸能界入りすることは多い。そんな二世タレントのほとんどは二世であることを売りにしているが、最近は二世であることを表に出さないタレントが増えている。
まず19年の大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺』(NHK)に出演することが話題になった、女優の杉咲花だ。
テレビCMで注目され、現在は本格女優の仲間入りをした杉崎は、かつてレベッカやレッド・ウォーリアーズのギタリストを務めていたミュージシャン、“shake”こと小暮武彦が父親で、母親が歌手のチエ・カジウラというミュージシャン夫婦の娘。
両親はすでに離婚しているが、この2人の娘なら、女優以外にミュージシャンの才能もあるかも?
ドラマ『この世界の片隅に』(TBS系)への出演で、実力派若手俳優の一人として注目を浴びている俳優の村上虹郎も、父に俳優の村上淳、母に歌手のUAを持つ二世タレントの一人だ。
村上淳とUAは06年に離婚しており、親権はUAが持つことになった。村上はそんなUAから当初、芸能界入りを猛反対されていたそうで、初めてのオーディションへ向かう際には空港で長々と説教されたため、フライトに遅れてしまったのだとか。
ドラマ『ブラックペアン』(TBS系)での、クールな看護師役が印象的だった女優の趣里は、俳優の水谷豊と伊藤蘭夫妻の娘。
演技派女優として評価の高い趣里だが、かつてはインタビュー取材を受ける際に親の名前を出さないようリクエストしていたため、二世であると分かったのは最近のこと。
親の名前に頼らず、ここまでのし上がってきた裏には、デビュー後にも演技学校で演技を学ぶといった地道な努力があったようだ。
あえて親の名前に頼らず、厳しい芸能界を生き抜いてきた、これらの二世タレントたち。その強い思いがあったからこそ、ブレイクすることができたのだろう。