生後間もない赤ちゃん“うり坊”は超ミニサイズ。4か月を過ぎると瓜に似た、特徴的なシマ模様が消える 撮影/渡邉智裕
生後間もない赤ちゃん“うり坊”は超ミニサイズ。4か月を過ぎると瓜に似た、特徴的なシマ模様が消える 撮影/渡邉智裕
【写真】癒しの触れ合いスポットに突撃!

 実際、園内のイノシシと触れ合うと、そのおとなしさにびっくりする! 人をも恐れない“猪突猛進”を思い浮かべるが、本来は臆病で人を襲うことはめったにないという。

 この日、県外から訪れたという40代女性も「最初は怖かったですけど、つぶらな瞳が可愛い。けもの臭さも感じないし、触ってものんびりしていますね」と、すっかりイメージを覆された様子。イノシシの鼻をタッチするなど存分に愛でていた。

 現在、このユートピアに生息しているイノシシは約40頭。体長1メートルを超える成獣もいれば、シマ模様が特徴的な“うり坊”と呼ばれる生後4か月未満の赤ちゃんもいるため見ていて飽きない。

園内には二ホンザルもたくさん。「お猿のショー」では器用に見事なジャンプ芸を披露してくれる 撮影/渡邉智裕
園内には二ホンザルもたくさん。「お猿のショー」では器用に見事なジャンプ芸を披露してくれる 撮影/渡邉智裕

 特に、1日3回ほど行われる「お猿のショー」後の、“うり坊”との記念撮影はぜひとも参加したいイベントだ。ミニブタとは違う可愛さに加え、赤ちゃん特有の暖かさや純朴さに気持ちが洗われる~。インスタ映えバッチリの“うり坊詣”はいかが?

2月には待望のリニューアル

 亥年を迎えて一層の盛り上がりが予想されるユートピアだが、その道のりは山あり谷ありだった。バブル期には1日最高4000人の来園者数を記録する、屈指の人気観光スポットとなるも、その後は減少傾向の一途に。

 近年では6日連続来園者数ゼロの日もあるなど、存続の危機に瀕していたのだが、昨年1月に『天才!志村どうぶつ園』(日本テレビ系)で取り上げられたことを機に知名度は全国へ広がっていった。

「テレビの効果はスゴい。九州や北海道から来園する人も目立つようになりました」

 と、小川園長も驚くように各地からお客さんが来るようになった。