純烈 愛と涙と情熱の歴史
◆2007年
酒井一圭が映画撮影中の事故で入院、役者生命の瀬戸際に立たされる。その際、ムード歌謡コーラスグループを結成することを思い立つ。 酒井は同じく特撮番組出身の白川裕二郎と小田井涼平に「紅白歌合戦を目指そう! 親孝行しよう!」と誘い、その後友井雄亮、ロックバンドの元ボーカルの林田達也、東京理科大学を中退したばかりの後上翔太が加わり、6人編成となる。当時は誰も、歌謡曲を本格的には歌ったことがないという状態だった。
◆2010年
約3年に及ぶボイストレーニングと下積み経験を経て、『涙の銀座線』でメジャーデビュー。しかしブレイクにはつながらず、老舗キャバレーや健康センター、スーパー銭湯などで地道に営業活動を続けることになる。
◆2013年
レコード会社を日本クラウンに移籍。
◆2014年
北海道札幌市の「札幌観光大使」に就任。新歌舞伎座での前川清座長公演に参加。徐々に認知度が上がり、テレビ出演も増加する。
◆2015年
5月に「NHK歌謡コンサート」に初出演。10月21日に浅草公会堂での単独ライブを行い、成功を収める。同日にはファーストアルバム『純烈ベスト』を発表。この年、年間ステージ数が200ステージを上回る。
◆2016年
7枚目のシングル『幸福あそび×愛をありがとう』がオリコン演歌・歌謡曲ウィークリーチャートで結成以来、初めての第1位を獲得。メンバーの林田達也が体調不良の両親をサポートするため、同年12月31日をもってグループを卒業。
◆2017年
8枚目のシングル『愛でしばりたい』がオリコンデイリーCDシングルチャート1位を獲得。
◆2018年
CSにて初の冠歌番組がスタート。全国7か所で初の単独コンサートツアーを開催。4月には、小田井涼平がLiLiCoと2017年に婚姻届を提出していたことを発表。2月にリリースした『プロポーズ』が、日本作曲家協会音楽祭・奨励賞、第60回日本レコード大賞において日本作曲家協会選奨を受賞。2018年12月現在までに出荷10万枚を突破。11月、「第69回NHK紅白歌合戦」に初出場することが発表された。
<取材・文/片岡あけの(清談社)、週刊女性編集部>