'01 年に羽賀研二受刑者から未公開株の売買を持ちかけられ、4億円もの大金を騙し取られたA氏。彼が沖縄県警に告発してから約1年半後の1月18日、強制執行妨害などの容疑で羽賀と元妻である當眞麻由容疑者が逮捕された。
週刊女性は'17 年1月31日号で、羽賀が沖縄県内に4億円もの“隠し不動産”を所有していることをスクープ。それとほぼ同時期に彼は妻と離婚し、A氏への賠償のための差し押さえを免れる目的で財産分与を行っていたと思われる。
「'16 年10月に大阪地裁は羽賀に3億9000万円の支払いを命じる判決を出し確定したのですが、羽賀は一審判決が出た約2か月後の'16 年12月27日に離婚。翌年1月4日には、所有する不動産の権利のすべてを麻由容疑者に移していたのです。すべての不動産を妻に渡すなんて、明らかな財産隠しですよ」(A氏、以下同)
羽賀は商業ビル3棟に貸家を2軒。そして軍用地1つと6つの物件を所有。それらの家賃収入は月々300万円を下らないという。
「羽賀は裁判の中で“お金がないので200万円しか払えない”と和解を申し入れてきたこともありました。それなのに、ウラでは4億円の不動産を所有していたんです」
羽賀の妻にまで騙されて
今回は羽賀だけでなく、元妻も共犯として逮捕された。
'10 年には長女、'13 年には次女が誕生。2人の子を持つ母でありながら、夫が逮捕されると脳梗塞の姑を介護する糟糠の妻だったが……。
「彼女は羽賀が逮捕されたあとは収入がなくなり、“レストランで毎朝6時から夜10時までコックとして働いても、税金も払えない”と週刊誌のインタビューに答えていました。でも、実際は家賃収入でのうのうと暮らしていたんですよ。私は夫だけでなく、妻にまで騙されていたんです」
'17 年1月に週刊女性が裁判資料にある麻由容疑者の自宅を訪ねたが、出てきたのは別の女性。近所を取材しても、彼女や子どもたちが住んでいる形跡はなかった。
「麻由容疑者はVシネマのスタッフとして働いているときに羽賀と出会い、5年後に交際0日で彼がプロポーズし結婚したんです。しっかり者なので、住所とは別の場所で、子どもたちと悠々自適の生活を送っていたのかもしれませんね」(スポーツ紙記者)
今後、刑事裁判が行われた場合、羽賀と元妻の量刑はどうなるのだろうか。『弁護士法人・響』の西川研一代表弁護士に聞いてみると、
「一概には言えませんが、羽賀さんには1年~1年6か月程度の実刑判決。元妻には1年前後~1年6か月程度の執行猶予付き判決が予想されます。ただ、被害者の方への返済意思や財産管理状況などによって、若干、量刑は変わってくると思います」
かつての交際相手だった梅宮アンナの父である梅宮辰夫は羽賀を“稀代のワル”と切って捨てた。塀の中に6年いても、その性根は更生されていないようだが……。